ristorante NAKAMOTO  リストランテ ナカモト (イタリアン/木津川市/京都府)

ポルチーニのフランと冷たいパルメザンチーズのムース 隣はオリーブに見せかけた・・・??

ポルチーニのフランと冷たいパルメザンチーズのムース 隣はオリーブに見せかけた・・・??

ちょっと可愛いロボットみたいな不思議な外観。この辺りではかなりオシャレ!

ちょっと可愛いロボットみたいな不思議な外観。この辺りではかなりオシャレ!

凄いお店を見つけてしまいました。イタリアンの大ヒット店です。それも町中ではなく、京都や大阪から1時間以上かかる場所です。フランスなどでは田舎のオーベルジュやレストランはわざわざ食べに行って当たり前ですが、日本ではまだまだ数少ないのです。こんな場所にお店を出すとは、よほど自信がないとできないはず。
木津川市は京都府の最南端にある人口7万人の小都市。市役所の向かいに唐突として現れたのが超モダンな建物でした。田園風景の中で目立っているのですぐにわかりました。その名は「リストランテ ナカモト」。
オーナーシェフの仲本章宏氏は、20歳の時からイタリアへ修業に行き、ニューヨークなどでも働いた後、地元木津川のご両親が営んでいた「仲本食堂」を改築して2011年にこのお店をオープン。イタリアでの修業について語っておられる「Foodion」のインタビュー記事を読んで感動しました。

アニョロッティすなわちラビオリは自家製ヤギのチーズやマスカルポーネ、リコッタにフォアグラのパウダーも入った絶品

アニョロッティすなわちラビオリは自家製ヤギのチーズやマスカルポーネ、リコッタにフォアグラのパウダーも入った絶品

紆余曲折の後、やっと就職できたフィレンツェの「エノテカ・ピンキオーリ」。最初はいじめられたり下働きばかりだったり大変な時期が続きました。当時3つ星から2つ星に格下げとなっていたこのお店がその後また3つ星に返り咲いた、イタリアンの返り咲きは極めて異例なことだったのですが、そんな歴史的なシーンに居合わせていたのです。その当時4年にもわたり仲本氏はこの名店でパスタ部門を任されていたそうです。そんな話を知るにつけ、パスタ名人ともいえるシェフのパスタを食べるのがすごく楽しみになりました。
現在のお店は仲本氏と3人のお弟子さんの計4人体制で、厨房で焼かれているパンも自家製、今は休業中のようですが2階で生ハムも製造していたそうです。
ランチで頂いた6500円のコースは、持ち帰りできるきれいなメニューにイタリア語の食材のみ記され、よくわからない部分がありつつも、出てくるごとにそうだったのかと納得。何もかも素晴らしく、充実した内容でまさに驚きの逸品ぞろいだったのです。

パッパルデッレというお皿 鰆と菜の花が美しい ニラ、トマトや香草のパウダーも

パッパルデッレというお皿 鰆と菜の花が美しい ニラ、トマトや香草のパウダーも

アミューズの文句なしに美味しいフランと共に出てきたオリーブのような球体は、オリーブをピューレしたものとブラッドオレンジをカカオバターでコーティングするという凝りよう!始まりから驚きに満ちています。季節のお野菜のお皿が次に登場。野菜に応じて調理法を変えた盛り合わせに黒オリーブの燻製やリコッタチーズ、白ワインビネガーのドレッシングが爽やかです。まず30種類もの瑞々しい野菜の美しさに魅了されました。今ではこのお皿の写真が私の携帯の待ち受けになっています。
次のクレープ仕立ての料理の次に、いよいよパスタであるアニョロッティが出ました。ラビオリのようなもので、ヤギの自家製チーズやマスカルポーネなど数種の味わいがフォアグラの燻製と一緒になって、得も言われぬ至福の味わいを醸し出していました。このパスタを食べるだけでも来る価値あり!その後も美味しすぎる料理は続きますが、書ききれないので自分で体験しに行ってください。少々遠くても食通を自認する人は行くべき店です。
遠くて行けない人に朗報です。イタリアンではないのですが、仲本シェフのご両親が営んでいた『仲本食堂』の【木津川ねぎ塩ラーメン】をそのままご家庭で再現できる宅配が登場しました。私は買って帰って東京の自宅で食べてみたところラーメンも素晴らしかったです。まあ考えればラーメンもパスタの仲間??妙に納得するのでした。  (2020年11月訪問)

レストラン名ristorante NAKAMOTO  リストランテ ナカモト
ジャンルイタリアン(イタリア料理)
住所京都府木津川市木津南垣外122-1
TEL050-3134-3550  0774-26-5504
予算ランチコース 6500円~  ディナーコース 12000円
座席テーブルと個室合わせて約20席
個室あり
予約の可否予約可

 

ペンギン案内人2号/井原 三津子

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