アンティキ・サポーリ(イタリアン/広尾/東京)〜南イタリア・プーリア料理

トンガリ屋根の町並みがかわいいアルベロベッロ(プーリア州)

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アンティキ・サポーリの店内。プーリア州の店と同じ内装

まるでおとぎの国のようなトンガリ屋根のトゥルッリ。15年ほど前、南イタリア・アルベロベーロに行ったとき、そうしたトゥルッリのホテルに泊まりました。普通のホテルではなく、民家に泊まるような「暮らす」感覚の旅が楽しめました。滞在中にプーリア料理の講習を受けることにしました。ふだん料理をつくるのに縁遠い生活をしていましたが、当時イタリアのツアープランナーだったこともあり、ツアーを造るために参加することにしたのです。場所はアルベロベッロの郊外の農家でした。先生は農家のマンマ(お母さん)です。プーリア州のパスタ、まるで耳たぶのようなオレキエッティと、ウサギ肉のトマトシチューなどの料理を作る楽しい体験でした。
プーリア州はイタリア半島のかかと部分にあたり、アドリア海とイオニア海に恵まれ、魚介類が豊富です。しかも農業もさかんで、オリーブ、トマト、ブドウの生産はイタリアでトップです。豊富な食材をオリーブオイルで調理し、食材のパワフルさを味わうのがプーリア料理なのだそうです。

4850円のコースはこうした前菜3品が出ます

日本でイタリア料理の店は数多くありますが、ほとんどが北イタリア料理の店ばかりで、南イタリア料理の店はほとんど見当たりません。料理人の修業先もほとんどが北イタリアだからでしょう。イタリア南部の料理を提供してくれるのは、ナポリのピザか、あまり多くはないですがシチリア料理くらいです。しかし、よくよく調べるとプーリア料理専門の店がありました。さすが世界の食の都、東京だけのことはあります。
広尾にある「アンティキ・サポーリ」こそ、そんな店です。現地で修業された山崎大輔氏が2013年にオープン。イタリア料理コンクールに優勝した実力シェフです。プーリア州の名店である「アンティキ・サポーリ」と同じインテリアで、内装はイタリアから直輸入しただけあり本格的。リアルなプーリアを感じ取ることができます。また、本場と同等のクオリティを保証するイタリア政府認定のMOIにも認定されています。

前菜3品、パスタの次はこちらのメイン。その後デザート2品と続きます。

広尾という場所がら、本格的なイタリア郷土料理と聞くと高くて手が出ない感じがしますが、このお店はコスパが抜群です。ランチは全8品のコースが2890円から。ディナーは全7品が4850円から。パスタだけの単品のオーダーも可能です。内装はちょっと高級なイタリア料理店だけれど、実際はイタリア食堂のような価格帯というのがこの店の魅力です。また、変にアレンジをせずに、プーリア州の郷土料理の直球勝負しているのも好印象です。久しぶりに食べたオレキエッティがおいしかったです。お店は広く90席もあります。座席間隔も広く、withコロナの時代には最適の店かも。現在、2人なら4人席を使い、3人なら6人席を使うというから、ソーシャル・ディスタンスもしっかり確保されています。
ちょっとマニアックなレストランとして覚えていても損はないかと思います。
(2020年11月訪問)

レストラン名アンティキ サポーリ
ジャンルイタリアン(イタリア料理)
住所東京都港区南麻布5-2-40 日興パレス1F
TEL03-6277-2073
予算ランチ2890円から、ディナー4850円
座席90席
個室あり
予約の可否

 

ペンギン案内人7号/川崎 真弘

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