ad hoc アドック (フレンチ/福島/大阪)

カキ、ほうれん草、フロマージュブランのラビオリ

年末の大阪の夜。イルミネーションが美しい

2019年の年末も押し迫った30日の夜、大阪にいた私はその年のフレンチ食べ納めとしてミシュラン1つ星のアドックを選びました。店内はほぼ満席でとても活気があります。スタッフも皆さん若くてやる気を感じるお店です。ガラス張りのオープンキッチンの中ではたくさんのスタッフが忙しそうに動き回っています。
2002年から土佐堀の「トゥールモンド」を経営していたオーナーシェフ高山龍浩氏。ミシュラン1つ星を獲得後、2014年移転オープンに際し店名もアドックに変えたそうです。2016年にはアドックとして再度ミシュラン1つ星を獲得。ランチもディナーも1コースのみの設定です。

七谷鴨、いんかのめざめ

食材だけが書かれたメニューは、やはり出て来るまでどんなものかは想像が付きません。まずはメニューにないアミューズが2品。牛肉とみじん切りしたいぶりがっこのカナッペと熱々の牛テールのコンソメを同時に頂く。いぶりがっこは歯ごたえよく食材の旨みのハーモニーが口の中で広がり、コンソメで体の中まで温まります。次はバスクの料理のように、小さな3種のアミューズが美しく盛り付けられて登場し驚かされます。しかも帆立のアイスとは!デザートに見立てた美しすぎるアミューズの変化球にいきなり翻弄されます。

黒毛和牛、ごぼう、マッシュルーム

いよいよメニューの料理に入ります。ここから10品目もあるのです。カキ、ほうれん草、フロマージュブランという名前のメニューはなんとラビオリでした。美しいほうれん草のグリーンとフロマージュブランの白の描く鮮やかなお皿。ずわいがにとイエローカレーはスープ。ぶりのたたき風の1皿はぶりと大根にグレープフルーツを合わせた斬新で美味しい前菜です。
七谷鴨のペーストといんかのめざめの甘いジャガイモを合わせた1品もコクがあります。このあと4皿とデザート2皿が続いたのですが、どれもが小ぶりのお皿ですーっと完食できる絶品のコースでした。シェフの独創性、たくさんの工夫には脱帽です。
大阪のフレンチの底力を感じたのでした。
(2019年12月訪問)

レストラン名ad hoc アドック
ジャンルフレンチ(フランス料理)
住所大阪市福島区福島1-1-48 hotarumachi
TEL06-6225-8814
予算ランチコース6000円~ ディナーコース13000円~
座席20席
個室なし
予約の可否予約可

 

ペンギン案内人2号/井原 三津子

タイトルとURLをコピーしました