祇園にし (日本料理/祇園/京都)~大将がソムリエの資格を持つ異色の日本料理店

八坂神社からも近い祇園の一等地に位置する

鯖の棒寿司はイクラと一緒だとさっぱりして美味しい

八坂神社の近くに、おまかせ会席の美味しいお店を見つけました。お昼に伺うとリーズナブルで満足感がかなり高い人気のお店でした。
大将の西隼平(じゅんぺい)氏は、日本料理のお店で修業を積み、2016年にこのお店をオープン。研究熱心で、フォアグラやトリュフを使うために我流は避けてイタリアンのお店で修業したり、ワインを望まれるお客様が多いのでソムリエの資格まで取ったそうです。83年生まれとまだ30台の若さゆえ、チャレンジ精神も旺盛のようです。

新さんまと栗の御飯はまさに秋

おまかせのランチは、まず先付の海老芋の餡かけから始まりました。海老芋は揚げてあるので香ばしく、餡と載せられた生湯葉や蟹、ほうれん草との相性も良く、山葵やゆずの皮の風味も抜群です。ただ、次に出てきた土瓶蒸しは鱧と松茸と銀杏真薯。鱧と松茸の組み合わせが定番すぎて、またこれか・・・・と一瞬ワンパターンのお店かと懸念した私。
ところがそれは間違いでした。お造りのヒラメやハガツオは新鮮で他店とは一線を画し、八寸も美しく味わい深いものばかり。夏にたくさん頂いてちょっと飽きていた鮎でも、これから旬を迎える子持ち鮎の塩焼きで今が旬と聞いて納得。にしんは5時間も煮込んだもので、ほうずきの実に見立てたクリームチーズ入りのスモークサーモンなど、バランスがいい内容の八寸です。
鯖の棒寿司は青菜を混ぜた酢飯に肉厚の鯖がどんと載りボリューミーです。その上にはよくある生姜でなくイクラが載せられています。付け合せの蕪も美味しいですが、鯖寿司にイクラを載せることで濃厚になるのでなく逆にあっさりいただけるのが驚きでした。

洋のパティシエがいるのかと疑うほどセンスのいいデザートにはコーヒーも付く

すっぽんの竜田揚げは身がしっかりしたチキンみたいで、皮の部分のゼラチン質がコラーゲンたっぷり。新さんまと栗の御飯ときのこたっぷりの赤出汁で締め、季節感あふれるコースは終了。
デザートに出された栗のムースのプリン、柿のピューレ添えにはびっくり。普通なら果物を1つ2つ出すだけのお店が多いのに、ここのはフレンチのデザート並みでパフェみたいに豪華です。ソムリエだけでなくパティシエもいるみたい?!
最後に出された香り高いコーヒーも予期せぬサプライズです。日本料理でコーヒーが出たことはないので、デザートと一緒に頂くコーヒーが嬉しかったのです。それも大将の奥様である明るい美人女将がお客さんのイメージで選んでくれたというコーヒーカップ。私のはなんとゴージャスなエルメスでした。女将さん、いい人です!!(笑)
(2020年10月訪問)

レストラン名祇園にし
ジャンル日本料理
住所京都市東山区月見町21番2号1階
TEL075-532-4124
予算ランチ6000円から ディナー12000円から
座席20席
個室なし
予約の可否予約可

 

ペンギン案内人2号/井原 三津子

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