神楽坂 石かわ (日本料理/神楽坂/東京)~ミシュラン3つ星の名店

大将の石川秀樹氏が釜炊きご飯を持って登場!すごい人なのにとてもひょうきん?!

可愛い器に入ったイクラのお浸し。お浸しというよりもはや不思議で美味な飲み物?

神楽坂は私のテリトリーです。家から歩いて20-30分以内の圏内に神楽坂で通っているお医者さんが2つ。コロナ自粛の折は散歩を兼ねたお買い物にしょっちゅう歩いていました。そしてこの黒壁に囲まれた「神楽坂 石かわ」のお店はずっと憧れつつも行くチャンスがなかったお店です。なにしろミシュラン3つ星の日本料理、ゴー・エ・ミヨ18.5の高得点のお店ですから、敷居が高かったのです。今回思い切って家族3人で行ってみると、4人用の個室を用意してくれて、水の流れる音を流していてリラックスできる空間。気を遣わずに存分にお料理を堪能できました。7席のカウンターは常連さんで盛り上がっていたので、個室は初めての者には嬉しい配慮です。

唐津の雲丹はナパのKENZOの白ワインあさつゆと合わせると至福の気分

規定どおり順番にでる懐石料理かと思い込んでいたのが、特に八寸などが出るわけでもなく、色々な創意工夫のある料理が次々に出てきます。それは全く奇をてらうものではないのに、普通の日本料理とは大きく異なる独創性を感じるもので、その食材を一番美味しく作り変えて出してくれていると感じざるを得ません。これはご主人の並々ならぬ経験と努力の賜物。すべての料理は素直に美味しいのです。
最初に出てきたのは皮だけ焙った金目鯛に新潟産のかぐらなんばんの千切りをのせたもの。かぐらなんばんはピーマンのようなトウガラシの一種で、シャキシャキして金目鯛のふくよかな味わいと合わさって何とも美味しい組み合わせでした。見た目は何ということもない料理がこれほど感動させてくれる、しかもこれが最初の小皿です!この後大変なことになりそうと、もはやワクワク感でいっぱいです。

少し焙った伊勢海老と加茂茄子の組み合わせ。木の芽の香りも食欲をそそる

萩の鮑と蕪のお椀にもさり気なく底に潜んでいた肝の煮凝りが味にピントを持たせていました。お造りは唐津の雲丹とマコガレイ。極上のネタなので、後で思い出すときお造り、でなく雲丹とマコガレイとそれぞれの素材で語りたくなる。太刀魚と玉ねぎ、加茂茄子と伊勢エビ、鱧と松茸、牛肉と銀杏、毛ガニの酢飯と新生姜。料理の一つ一つが主張を持って食べる者に記憶させるのです。蓮根を練りこんだコシのある素麺にカラスミと海苔をかけた一皿も驚きに満ちていました。
長い年月大変な苦労をされて築き上げてきた石川氏の料理の世界。2009年からずっと3つ星を取り続けて来られたこと、同じ石かわグループのお弟子さんの店も3つ星と2つ星に輝いていること、すべてが偉業に他なりません。そんな石川氏の料理を堪能出来て幸せな夜なのでした。
(2020年8月訪問)

レストラン名神楽坂 石かわ
ジャンル日本料理
住所東京都新宿区神楽坂5-37
TEL03-5225-0173 予約用電話 050-3138-5225
予算35000円から
座席25席(カウンター7席と個室4室)
個室あり
予約の可否完全予約制

 

ペンギン案内人2号/井原 三津子

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