
サマートリュフ添え卵のグラタンはこんなにトリュフが豪快にかけられる

まず出されるもちもち青のり入りフリッターと自家製フォカッチャにうきうき
以前、ブリアンツァの麻布十番のお店に行ったことがあったので、今度はそのシェフがおられるという本店のような存在の六本木のお店にランチにお邪魔してみました。六本木ヒルズのレジデンス棟にあるとってもオシャレな店内に足を踏み入れると、驚くことにコロナ禍のこのご時世の中、40席余りの店内はほぼ満席。とりわけ若い女性客が目立ちます。
東京に4つのお店を展開している奥野シェフ。イタリアのミシュランの星付きレストランで修業した経験を持ち、確実なイタリア料理の基礎をもとに、伝統料理のみならずモダンな創作料理にもトライ。それをとても良心的な料金で提供するというお客様目線の姿勢が人気を博し、たくさんのファンがいて食べログの評価もとても高いのです。

今日は広島県の無人島で採れた新鮮な生ガキを少し味見。夏でも生ガキが嬉しい
アミューズの後にまず出されるこのお店のスペシャリテである「サマートリュフ添え卵のグラタン」で誰もがぐいぐい食欲を鷲づかみにされてしまいます。小さなグラタン皿に半熟卵とパルミジャーノチーズとクリームを層にしてオーブンで焼き、それだけでもテーブルに着くといい匂いがするのに、そこでおもむろにスタッフがトリュフを持って登場。目の前でサクサク豪快に削ったたっぷりのトリュフが載せられるのです。何ともいい香りに包まれて、こってりと美味しいグラタンを頂きます。やっぱりトリュフは濃い卵の黄身と併せるのが最上のコンビと再認識させられるはず。

こんなに可愛いカプチーノ!女子受けするはずです。
パスタにメインディッシュにデザートも食べてコーヒーを飲んでお腹いっぱいになったころ、テーブルに現れたのはなんと奥野シェフその人でした。
私が京都出身で今なお京都弁が会話に交じるため、関西ですか?私も出身は大阪ですとシェフ。シェフが気さくな関西人だとわかり、話も弾みます。
この内容でこの料金は安くないですか?しかもディナーも同料金でやっているところはめったにないですね。そんな風に話すと、シェフ曰く、「フレンチだったら割烹と同じで高くてもいいんですが、イタリアンはもっとカジュアルな定食屋のようなものでいいと私は思うんですよ」こうした確固たる哲学をお持ちの奥野シェフ。だからこそ、このコロナ禍でもお店はこれほど満席なんですね。
恐るべし奥野シェフ、恐るべしラ・ブリアンツァ!! (2020年7月訪問)
レストラン名 | ラ・ブリンツァ |
ジャンル | イタリアン(イタリア料理) |
住所 | 東京都港区六本木6-12-3 六本木ヒルズけやき坂通り六本木ヒルズレジデンスC棟3階 |
TEL | 03-6804-5719 |
予算 | ランチ平日は2800円から ディナーは4600円から |
座席 | 47席(うちカウンター9席) |
個室 | あり |
予約の可否 | 可 事前予約が望ましい |