俵屋旅館 (麩屋町姉小路/京都府)~すべてがオリジナル、他の追随を許さない最高峰の老舗旅館

奥に隠れ部屋のある6月の「孔雀の間」、どの部屋からも庭を眺められる

月ごとに変わる食前酒用の杯から始まる3月の献立

習い事の勉強のために年に一度は通うようになった俵屋の魅力は、ご当主をはじめ、従業員、たくさんの職人の方など様々な分野のプロ達が「俵屋」ブランドという誇りの元、集結していることにあると思っています。季節ごとのしつらえはもちろん、それぞれ趣の違う部屋が毎回楽しみなのです。高野槙で作られたお風呂は小さめですが、とても居心地の良いもの。夕食は部屋食で季節に沿ったお料理が1品ずつ、絶妙なタイミングで運ばれ、朝食も部屋食で1人ずつ和食と洋食が選べます。

寒い冬、中庭を中心に行われる華やかな正月事始め12月13日の餅花作り

また、本格的な年中行事があり、6月の夏越しの祓いには近くの白山神社から宮司さんが来てお祓いをしてくれたり、12月の正月事始に合わせて行う餅花作りは、従業員、お客さま総出でとても華やかで楽しいものです。本館と新館に18室あるお部屋は常に順番に改装していて、ベッドのある部屋が出来たり進化しています。なので、お部屋は毎回一期一会のつもりで宿泊していますが、何度か宿泊するうちに愛着を感じる場所もでき、玄関右にある慣れ親しんだ少し急な階段を改装すると聞いた時は、再訪した際に真っ先に階段を見に行ってしまいました。少し幅の広くなった階段は以前とほとんど印象が変わらなかったので、自分の家でもないのに胸を撫で下ろしました。

「ギャラリー遊形」のカタログと落ち着く香りの俵屋オリジナルの石鹸

宿で使うアメニティや布団、小物などを特注で作っていて宿から数分の「ギャラリー遊形」でも購入することができます。俵屋に宿泊するよりずっと前から通っていて、いつか俵屋に泊まりたいという思いにつながった商品展開も接客も素晴らしいお店です。籠りたくなる宿なので、観光は少しにして宿を最大の目的に京都への計画を立ててみるのはいかがでしょうか。(2019年6月訪問)

旅館名俵屋旅館
住所京都府京都市中京区麩屋町姉小路上ル
TEL075-255-5377
お風呂各部屋
予算48,000円~
露天風呂付客室なし

 

ペンギン案内人10号/磯田 直子

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