野さか(丼もの、郷土料理/秩父市/埼玉県)~ご当地グルメ王国・秩父でNo1の丼とは?

野さか
「野さか」の駐車場はいつも一杯だそうです。

「野さか」の駐車場はいつも一杯だそうです。

豚みそ丼弁当 炭火焼の香りが漂って美味しそうです。

豚みそ丼弁当 炭火焼の香りが漂って美味しそうです。

埼玉県北西部に位置する秩父は都心からのアクセスが良く、日帰りの観光スポットとして人気のエリアです。秩父市の大半は山梨県や長野県、東京都までをまたぐ秩父多摩甲斐国立公園に占められており、市内中心部には荒川が南西から北東に流れ、登山やハイキングだけでなく川下りなどのアクティビティを楽しめるとあって週末になるとたくさんの観光客で賑わっています。

そんな秩父ですが、実はご当地グルメの宝庫であることはご存知でしょうか?秩父グルメの一例を挙げますと「くるみそば」「ホルモン焼き」「おっきりこみ」「ずりあげ」「わらじカツ丼」「みそポテト」「かき氷」「珍達そば」など枚挙にいとまがありません。
秩父にはなぜこれほどまでにご当地グルメが多いのでしょうか?私が察するに豊かな自然が育んだ澄んだ水に加え、肉・農作物など良質なものが手に入りやすい環境にあったことと、都会から適度な距離があったことで良い意味で影響を受けることなく、秩父の風土に合った調理法や味付けが生まれたのではないでしょうか。

道の駅で購入した「みそポテト」と一緒に・・・

道の駅で購入した「みそポテト」と一緒に・・・

さて、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのは「野さか」。食べログで有名店がしのぎを削る中、2021年現在、秩父エリアで堂々の1位を獲得する「豚みそ丼」の発祥の店です。
「豚みそ丼」と聞くと北海道の帯広を中心として広まった「豚丼」と想起される方もいらっしゃるでしょう。しかし「豚みそ丼」は北海道のそれとは味付けは全く違います。北海道ではニンニクと生姜を効かせた砂糖醤油で味付けした甘辛いタレで食べる丼ですが、一方「豚みそ丼」は秩父に古くから伝わる「味噌漬け」をベースにしています。「味噌漬け」は元々、獣肉を長期に保存するための方法でした。味噌は秩父でよく作られていたものでしたので、秩父の人々にとっては非常に身近な保存方法であり、味付けなのです。

もう1つの有名店「ちんばた」は店内で食事可能

もう1つの有名店「ちんばた」は店内で食事可能

そんな「野さか」ですが、現在はコロナ対策のために、2021年現在、店内の食事はできずテイクアウトのみの対応となっています。私が「野さか」訪れたのは月曜日。平日といえども駐車場は満車。流石の人気店です。
行列必至の人気店ゆえ密になるのは避けられないという判断だったのか、テイクアウトのみの販売とは思い切った決断です。とは言え、私のような一見客にとってはテイクアウト専門にしてくれたお陰で、ほとんど並ぶことなく「豚みそ丼」の弁当を手にすることができました。

「野さか」から車で10数分の芦ヶ久保にある道の駅に移動して、念願の「豚みそ丼」弁当を開封。それまで弁当の端々から漏れていた香ばしい炭火焼の匂いが、一気に解き放たれ鼻孔を刺激します。
ご飯が見えないくらい分厚い豚肉が丁寧に敷きつめられています。口に運んだ瞬間、炭火の香りと味噌の濃い味付けが、豚肉を噛みしめる度にじんわりと口の中に広がっていきます。まさに至福の瞬間。厚みのある豚肉は歯ごたえ充分なので、いつまでも口の中に美味しい記憶を残してくれます。
最初は「出来立てを食べられないなんて味気ないなぁ」とテイクアウトしかないことを残念に思いましたが、この美味しさとその存在感はテイクアウトであっても抜群。さすがは秩父一の名店に数えられるだけあります。

日曜は定休日、尚且つ限られた時間のみのオープン(11:00~15:00 ただしなくなり次第終了)ですので、是非時間を見計らって訪れてみてくださいね。

ちなみにテイクアウトではなんだか味気ないという方には、もう1つの豚みそ丼で有名な「ちんばた」をお勧めします。こちらも負けず劣らず豚みそ丼が美味しい店で、豚みそ丼の他に巨大なわらじカツも載った「秩父名物W丼」が人気メニューです。車がないとアクセスは難しいですが、こちらも訪れる価値ある名店です。(2021年4月訪問)

レストラン名野さか
ジャンル丼もの、郷土料理
住所埼玉県秩父市野坂1-13-11
TEL0494-22-0322
予算¥1000〜
座席48席
個室なし
予約の可否不可

 

ペンギン案内人6号/橋本 康弘

タイトルとURLをコピーしました