MOLINO モリーノ(イタリアン/霧島温泉/鹿児島県)~藤の花ホテルの絶品イタリアン

藤の花 霧島温泉
パルマ産生ハムと苺

パルマ産生ハムと苺

鹿児島産アマダイのうろこ揚げ

鹿児島産アマダイのうろこ揚げ

イタリアンレストラン「MOLINOモリーノ」はまさに霧島温泉の「藤の花ホテル」内のレストランとしてふさわしく、これ以上のところは望めないだろうというほど理想的なお店でした。前回ご紹介した「藤の花ホテル」の素晴らしさは、そちらをご覧いただければわかりますが、何しろ3拍子ならぬ4拍子揃った珍しく完璧で私好みのホテル。その中の大切な要素のひとつ、グルメを担っているのがこのレストランなのです。同じ敷地内にあっても、ホテルから一旦外へ出て隣接するお店に入る形なので、独立した存在のようで、外からのゲストも受けておられるお店です。もちろん宿泊ゲスト優先なので、3部屋の宿泊客が最大8名まで受けているので、宿泊客が少ない時は最大8名になるまでは完全予約制でディナーが食べられます。コースは基本12000円のもの1本ですが、外から食べに行く場合は、事前にコース内容や予算を相談できるそうです。
ランチはその点、宿泊客があまり食べないし、パスタランチほかいろいろやっているので、ハードルが高くないかもしれません。

アワビのヴァポーレ 佐賀産白アスパラガス 新筍

アワビのヴァポーレ 佐賀産白アスパラガス 新筍

すっきりした店内ですが、使われているランプシェードはホテルと共通のメキシコ人デザイナー、クルス氏によるもので、統一感がありました。
シェフの森清貴氏は、実は名古屋で26年間もご自身のイタリア料理店「イル・ヴェッキオ・モリーノ」をやって来られたのですが、2019年の「藤の花ホテル」創業に合わせて、名古屋のお店をクローズして、ご夫婦二人でここ鹿児島まで移住してこられたと言います。たくさんファンがいたはずの老舗店をクローズして、都会から田舎へ移って来るとは、環境もがらりと変わるし、さぞかし勇気が要ったことでしょう。でも話していると、今のど田舎暮らしを楽しんでおられるような口ぶりです。地元や九州各地の生産者から大切に育てられた食材を手に入れて料理ができることに喜びを覚えておられるのでしょう。霧島温泉にあり、霧島連山の麓の清らかな湧き水を汲んで来られるというのも素晴らしいことです。すべての料理が美味しくなるはず。

優しくステキなシェフご夫妻と

優しくステキなシェフご夫妻と

私たちが訪れた時は他のゲストがいなくて、ディナーも朝食も貸し切りの優雅なひとときでした。9皿のディナーはまずスペシャリテのカッペリーニから。富山産白エビとカラスミの冷製パスタで、大隅産柚子風味オリーブオイルをかけてあります。爽やかでペロリと食べ終わる美味しさです。甘い旬の苺と合わせた生ハムの塩気がちょうどいい一皿、カリカリサクサクの甘鯛の鱗揚げ、日本一安心安全とのお多福卵の薩摩黒鶏コンソメフランにあっさりした大根のクリームを添えて優しくまろやかな品。どれもこれも理想的なおいしさです。
ポークロースの味わいのあるお肉のカツレツのあとは、柔らかい蒸しアワビとホワイトアスパラ、香ばしく香りのいい新筍の付け合わせ。大ぶりのアスパラもいい食感です。メインはビーフフィレに玉ねぎのムースグラタン添え。〆パスタは自家製もちもちの茸のアーリオオーリオ。小皿が続き結構食べられましたが、これはさすがに30ℊにしておきました。
終始にこやかで優しい奥様はパンとスイーツ担当だそうです。フォカッチャも、翌朝の食パンも最高でした。ちゃんと2人3脚でこのレストランをここまで素晴らしいものに成長させて来られたのでしょう。遠くからわざわざ食事しに行く価値のあるお店ですが、せっかくなので、温泉も心地よくインテリアも素晴らしい藤の花ホテルに泊まって、時間を気にせずここで美味しいワインと共にお食事を取り、それこそ4拍子揃ったホテルの魅力を体験してほしいものです。   (2021年3月訪問)

レストラン名MOLINO モリーノ
ジャンルイタリアン(イタリア料理)
住所鹿児島県霧島市牧園町高千穂3864-425
TEL0995-78-3553
予算ランチ パスタランチ平日限定2500円~  ディナーコース12000円のみ 
座席8席
個室なし
予約の可否完全予約制

 

ペンギン案内人2号/井原 三津子

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