妙見石原荘 (妙見温泉/鹿児島県)~源泉に面し、鮮度のいい湯が自慢の老舗旅館

妙見石原荘 (妙見温泉)
湯あみを着て入れる渓流の混浴露天風呂

湯あみを着て入れる渓流の混浴露天風呂

離れのYUSARAの部屋のリビング

離れのYUSARAの部屋のリビング

鹿児島県の妙見温泉郷の中にある老舗旅館「妙見石原荘」。ここは渓流に面して様々なお風呂があることで人気のある宿です。温泉は鮮度が大切です。目の前に源泉があるため、鮮度のいい引きたての新しくて清らかな湯に入れるのが自慢です。
男女別大浴場のほか、渓流の畔まで下って行くと混浴の露天風呂もあります。ここは女性は湯あみを貸してくれるので安心。貸切露天風呂も2つあります。一つは30分の貸し切りができる「七実の湯」と、ちょっとユニークなつくりの円形の「睦実の湯」が30分1000円の別料金で貸し切り可能。いずれのお風呂も渓流の緑したたる癒される風景が広がる心地よいお湯なのです。
いろんなお風呂に入ってみたい人にはぴったりの宿なのです。渓流の横には足湯もあって、たまたま1羽の鴨が遊びに来て足湯に浮いていたので話題になりました。宿のスタッフが動画を送ったら地元のテレビで放映されたそうです。鴨がお風呂に入るのはとっても珍しいんですね(笑)

丁寧に作られている前菜の盛り合わせも逸品ぞろい

丁寧に作られている前菜の盛り合わせも逸品ぞろい

本館は15部屋、そして離れは4部屋で計19室。私が泊まった離れの部屋はYUSARAという名前の広い和洋室で、専用露天風呂はちょうどいい湯加減なのが嬉しかったです。少し白濁したミョウバンと鉄泉の湯で、何度も入っているうちにアトピーっぽく乾燥していた手や顔がかなり良くなってすべすべになったのです。久しぶりにこれほどいいお湯にあたりました。源泉が敷地内にあるというのはすごいことです。宿の仲居さんも口を揃えて「この宿の唯一の自慢は温泉です」ときっぱり。飲用にも効果が高く、ここのお湯を飲んだらいくら夜ご飯食べ過ぎても「なかったことにしてくれる」のだとか。すごい効能!そういえば行きに乗って来たタクシーのドライバーさんも「癌が治る」とか「傷付いた鶴も湯で治り飛び立った」とか伝説風の話をしてたっけ。足湯の鴨も傷を治しに来ていたのかもしれません?!
さっそく部屋の温泉の蛇口から滔々と湧き出るお湯を飲んでみました。最初は恐々少しずつ、3回に分けて飲んだら、胃もたれしていたのが、かなり快調になったのです。できることなら、東京の自宅に引いて毎日でも飲みたいものです。

貸切露天 睦実の湯は円形で風情がある(有料)

貸切露天 睦実の湯は円形で風情がある(有料)

夕食はお食事処の半個室にて。料理長は京都・北山の超有名日本料理店「美山荘」出身だそうで、味に定評があるはずです。実際に味付けは京都風にやや薄めで、私にはちょうどいい味付けでした。特に椀の出汁は京都風。やはり懐石料理で一番力を入れるのが椀物で、「料理長は椀物には心血を注ぐ」と仲居さんも力説した通り、甘鯛の骨を焼いて出汁を取り、葛豆腐に湯葉も入れてあります。豆腐はゴマ豆腐のようにねっとりしていいお味です。
しゃぶしゃぶは黒毛和牛とたっぷりの刻み葱を合わせて、シンプルながら美味しい1品。お雛祭りなのでご飯は散し寿司でした。サクサクで美味しい桜最中のデザートもよかったです。
食べ過ぎたからまた温泉のお湯飲んどこう!きっとなかったことにしてくれるはず。
宿の唯一の自慢はお風呂と言っていた割に、この宿はお風呂だけでなくお部屋も素敵だし、サービスもよかったし、食事も美味しかったのです。ちょっと謙虚な仲居さんなのでした!!  (2021年3月訪問)

旅館名妙見石原荘
住所鹿児島県霧島市隼人町嘉例側4376番地
TEL0995-77-2111
お風呂大浴場、露天風呂、貸切露天風呂
予算2人部屋利用の場合1人20000円~(2食付き)
露天風呂付客室あり

 

ペンギン案内人2号/井原 三津子

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