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    Maison KEI(フレンチ/御殿場/静岡県)~時の人の話題のフレンチを食す

    メゾンケイ
    入口から建物まで遠い、広大な敷地に建つレストラン

    入口から建物まで遠い、広大な敷地に建つレストラン

    大きな窓が一面の明るい店内、晴れると富士山が

    大きな窓が一面の明るい店内、晴れると富士山が

    2021年1月、御殿場にオープンしたMaison KEI。シェフの小林圭氏は、アラン・デュカス・オ・プラザ・アテネでスーシェフ(2番手)を務め、2011年3月、パリオペラ地区にRestaurant KEIをオープン。2020年1月、アジア人初のフランスミシュラン3つ星を獲得したまさに時の人。
    3つ星を獲得したニュースをテレビで見た時は、日本人のアスリートが世界の舞台で金メダルを取るのを見た時のように嬉しかったし、こんな日が来るとはと、とっても感動しました。
    いつかパリに食べに行きたいと思っていましたが、渡航が難しくなったため諦めかけていた時に、先輩から御殿場に和菓子屋「とらや」とコラボして、小林圭さんが2021年1月にレストランをオープンしたという話を聞き、本気で行きたくなりました。予約を取ろうとしてもキャンセル待ちで、月初めの予約日、時間通りに電話をかけてみましたが、予約可能な4時間、電話が通じませんでした。Maison KEIおそるべし。
    でもありがたいことに、たまたまキャンセル待ちが取れ訪問することが出来ました。御殿場の地にMaison KEIがオープンしたのは、パリのロックダウンなどが影響しているのかと思いましたが、虎屋の社長さんとはRestaurant KEIがオープンする前からのご縁とのこと。今回のレストランも、5年も前から準備していたのだそうです。

    金目鯛の鱗焼、イカ墨とブラックオリーブのソース width=

    金目鯛の鱗焼、イカ墨とブラックオリーブのソース

    Maison KEIは、虎屋赤坂本店や同じ敷地にあるとらや工房と同じテイストの建物。昔からそこにあるように町に馴染んでいました。天気の良い日は富士山も見える席でいただくランチコースは2種類から選べます。パリのお店もそうなのですが、ランチもディナ-も驚くほど良心的な価格設定です。私たちは6品のランチ6.800円のコ-スをいただきました。
    コースをいただいてみて、何度も写真で見ていた美しい料理の味が初めてわかりました。味だけは試してみないとわからない。料理も構成もどれもこだわりぬいていたけれど、特に2品、スペシャリテのジャルダン・ド・レギューム・クロカン(サクサクしたクランブルを入れた野菜の庭)を良く混ぜて食べた時、40種類もの野菜や花の美しさに感動したのはもちろんですが、星の付くようなレストランで食事をすると後からでも料理の輪郭を明確に思い出します。この一皿はそういう一皿でした。同じように感動したもう一品はデザート。ラズベリーシャーベット、白味噌のアイス、苺のムースの上乗せた丸いメレンゲの苺の味が濃くて、1番上に虎屋の羊羹が、おそらく虎屋では買うことの出来ないMaison KEIオリジナルの羊羹、食べ終わるのが残念になるほど美しくて美味しいデザートでした。

    苺の酸味が広がる一品、パリでも白味噌は使うらしい

    苺の酸味が広がる一品、パリでも白味噌は使うらしい

    御殿場のこのお店は、6年ほどRestaurant KEIでスーシェフを務めた佐藤充宜(みつよし)氏にシェフを任しているのだそう。
    一度食べてみたいと思っていた料理を食べることが出来たのに、山も海も近い御殿場の風土から作られる料理と都心パリの料理が同じわけはなく、今度はパリのお店と比較したくなりました。結局パリへ行きたいという思いが、変わらないことがわかりました。(2020年3月訪問)

    レストラン名Maison KEI (メゾン ケイ)
    ジャンルフレンチ(フランス料理)
    住所静岡県御殿場市東山527-1
    TEL0550-81-2231
    予算ランチ 3.500円(4皿)6.800(6皿) ディナ-4.800円(4皿)7.800円(6皿)(税サ別)
    座席45席
    個室個室(8名)半個室(6.7名)あり
    予約の可否可  毎月1日〜2ヶ月先予約(予約可能時間10時〜11時半 15時〜17時半)

     

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