世界の秘境旅行 南極観光クルーズガイド その2 何でも情報編

南極の観測基地

アルゼンチンのブラウン基地

アルゼンチンのブラウン基地

南極の基地として最も有名なのは、南極点にあるアムンセン・スコット基地でしょう。南極点初到達を競ったノルウェイ人のアムンセンとイギリス人のスコット。1956年に二人に敬意を表して建てられたのがこの基地です。その翌年1957年が国際地球観測年としてプロジェクトが開始されました。その後は世界30か国以上が70か所以上の南極観測基地をあちこちに建設。気象や磁気、オーロラ、氷河などについて観測を行っています。

アルゼンチンのプリマヴェーラ基地

アルゼンチンのプリマヴェーラ基地

日本の昭和基地は同じく1957年に建てられ、その後みずほ基地やあすか基地も建てられました。
私がクルーズ中に見かけたのはアルゼンチンのブラウン基地とプリマヴェーラ基地の二つ。国旗でどこの国の基地かわかるようになっていました。とりわけプリマヴェーラ基地では、建物の周りの岩場がペンギンのコロニーになっていて、たくさんのペンギンを見ることができたのも印象的でした。

南極の歴史

南極半島でクルーズ中に氷山を見る

南極半島でクルーズ中に氷山を見る

初めて南極大陸で南緯78度まで到達したのはイギリス人のジェームズ・クラーク・ロス。その名にちなんでロス海、ロス島という地名があります。
捕鯨目的で南極に向かう船も増えて、1900年からはいろいろな国が加わってきました。1902年にイギリスのスコットが極地大地を発見。1911年にはノルウェイのアムンセンが南極点に到達しました。

ゾディアッククルーズ中にペンギン発見

ゾディアッククルーズ中にペンギン発見

日本人が初めて南極大陸に足を踏み入れたのは、1912年の白瀬中尉が率いる日本南極探検隊でした。その後1957年に昭和基地が建設されたのです。同年には南極点にアムンセン・スコット基地ができたのでした。その後日本人として初めて南極点に到達したのは、1968年のこと、村山正美を隊長とする第9次越冬隊による快挙でした。

南極ってビザが要るの?

船のオブザベーションラウンジが突き出している

船のオブザベーションラウンジが突き出している

南極クルーズに参加する場合、特にビザを取ったりする必要はありません。南極の大使館などは存在しませんので(笑)
でも南極を観光する場合、事前に南極観光保護法に基づいて環境省への届け出が必要になります。この届出を怠ると法律で罰せられることもあるそうです。クルーズツアーを申し込んだ旅行社が、提出に必要な書類を用意してくれるので、指示に従って期日までに出せばOK。

クルーズ船にいるだけでもこんな景色が目の前に広がる

クルーズ船にいるだけでもこんな景色が目の前に広がる

届け出受理のためには1か月程度かかるので、余裕を持って申請することが大切です。クルーズの予約は1年前から開始するケースが一般的なので、同時に動けば十分余裕を持って対応できます。
経由地となるアルゼンチンやチリはともに3か月以内の滞在はビザが不要。パスポートの残存期間がチリは入国時に6か月以上必要で、アルゼンチンは帰国まで必要です。南米に入る際にアメリカ経由になることがほとんどですので、当然アメリカのビザであるESTA登録もお忘れなく。
2022年のベストシーズンにクルーズに行きたいなら、1年前が準備開始のグッドタイミングといえるでしょう。

南極クルーズの持ち物と服装

黄色いパーカーはクルーズ会社がプレゼントしてくれた

黄色いパーカーはクルーズ会社がプレゼントしてくれた

フライ&クルーズの場合は小型機に乗るため荷物は15㎏という制限があって、クルーズに不要なスーツケースなどは前後泊のホテルに預けていきます。私の場合クルーズ船で5泊するし、初めての南極で勝手がわからず防寒用のインナーから上着までかなり多めに持って行ったので、軽量までは程遠い状態でした。かろうじて重さはセーフでしたが、行ってみるとクルーズ船内でランドリーサービスも役に立つし、着替えをそれほど持っていく必要はなかったと知りました。また南極クルーズに関しては食事時の服装もカジュアル。おしゃれなドレスなど不要です。皆ゾディアッククルーズで着ていた服装からパーカーやセーターを脱いだ、そのままの服装で食事するのが当たり前という感じでした。結局私は用意した服装の半分が不要だったのです。あくまで機能性重視。最低限で十分でした。これはこれから行く人に強くアドバイスしたいことです。

天気のいい昼間は氷山など眩しいのでサングラス必携

天気のいい昼間は氷山など眩しいのでサングラス必携

唯一絶対に忘れてはいけないのがゴアテックスなど防水性のズボン。耳が隠れる毛糸の帽子とスキー用の手袋、靴下なども必要です。ゾディアッククルーズ中必要なゴム長靴とパーカーは用意してくれるので、日本から持参する必要はありません。
ツアー中は防水で軽量のデイパックにカメラなど入れるのがいいでしょう。サングラス必携、カメラについては、部屋で充電できますが、念のため予備のバッテリーを多めに。
保温できる水筒があると、お湯を入れて部屋でお茶を飲んだりできます。また万一病気になった場合、医務室があって治療や薬代も基本かからないのですが、持病の薬などは忘れずに。基礎疾患のある人は、自分が飲んでいる薬の処方箋の英訳のものを持参するといいでしょう。

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