死ぬまでに一度は訪れたい、ブルース・チャトウィンも愛したパタゴニア

ロス・グラシアレス国立公園 PARQUE NACIONAL LOS GLACIARES

ぺリトモレノ氷河。先端部の幅は約4-5km、高さはなんと約60mにもなる。

エル・カラファテの街から西へ約50㎞、世界遺産ロス・グラシアレス国立公園の目玉ともいえるぺリトモレノ氷河。湖面からの高さは約60m、なんと15階建てのビルとほぼ同じ高さという巨大な氷の塊の迫力たるや!現在でも成長と崩壊を繰り返しており、巨大な氷河のどこかでは常に崩壊が起こっている為、大砲の音に似た“ドドーン!”という轟音が響き渡っています。

スリル溢れるトレッキングのあとは氷河の氷を使ったオン・ザ・ロックで乾杯。

このぺリトモレノでは、氷河の上をトレッキングするというスリル満点の粋なツアーがあるんです。離れた場所から眺める氷河は他にもありますが、一般の観光客が「歩ける」氷河は限られています。ぺリトモレノはそんな数少ない氷河のひとつですので、日本からはるばるカラファテまで来るのであれば絶対にお勧めします。実際に氷河の上を自身の足で歩いて、氷の色、形、大きさ、音、硬さ、味に触れて、五感で氷河を感じてみて下さい!

エル・チャルテンでトレッキング① ~カプリ湖&ロス・トレス湖コース~

エル・チャルテンでは、日帰り可能な魅力溢れるトレッキングコースが盛りだくさん

エル・チャルテンにはフィッツロイを代表とする素晴らしいパタゴニアの風景を堪能出来るトレッキングルートがいくつもあります。代表的なルートは2つあり、ひとつがフィッツロイを目指してカプリ湖を通り、ロス・トレス湖まで行くルート。このコースが最もハード、かつ一番人気です。

吹雪の過ぎ去った後のフィッツロイ… 頂上でこれが見たかった!!

町中の Hosteria を夜中の2時に出発。私の場合は出発から下山まで合計14時間も掛かりました。残念ながら頂上に着く寸前のタイミ ン グでまさかの吹雪… フィッツロイの影すら見えず(涙)。その後、下山を開始し程なくして眩しいばかりの青空に… 人生とはかくもままならないもの。
トレッキングはキツイけどフィッツロイの朝焼けは見たい!という方は、チャルテンの街中でもフィッツロイを拝むことが出来ますよ。夏のパタゴニアの日の入りはおよそ5:00~6:00。真っ赤に照らし出されるフィッツロイは本当に一瞬なので、そのタイミングをお見逃しなく!

エルチャルテンでトレッキング② ~セロ・トーレ&トーレ湖コース~

トーレ湖へのトレッキングルート。遠くに見えるのがセロ・トーレ。

もうひとつの代表的なコースが、セロ・トーレを目指すコースです。せっかくチャルテンまで来たしトレッキングはしたいけど、ロス・トレス湖まで登るのはちょっと… という方にお勧め。ロス・トレス湖コースほど高低差も大きくなく、往復約8時間の行程でゴールのトーレ湖までたどり着けます。運が良ければ、湖に鏡張りになったセロ・トーレが見られるかも?!

湖の奥にそびえるセロ・トーレ。手前に見える氷河から溶けたが氷が湖に流れ込む。

トレッキングについては国立公園管理局(ビジターセンター)で相談してみるのも良いですよ。
公園管理局はMirador de Los Condoresコースのスタート地点でもあるので、訪問ついでにそのままトレッキングに行くことも可。
そして何よりチャルテンで一番お勧めしたいのが、トレッキング後に頂く地ビール!その名も“Patagonia”。心地良く疲れた体に芳香なペールエールが染み渡り、あなたのパタゴニアの思い出が5割増しになること間違いなしです。

トレス・デル・パイネ国立公園 PARQUE NACIONAL TORRES DEL PAINEP

ラグーナ・アマルガのビューポイント <パイネ国立公園>

荒々しく氷河で削られた山々、冷たい風になびく草原、色鮮やかな高山植物、深い青の湖などなど、パタゴニアの見所がぎゅぎゅっと凝縮された場所、トレス・デル・パイネ国立公園。中でも有名なクエルノス・デル・パイネと呼ばれる「パイネの角」は、黒い泥板岩と白い花崗岩のコントラストが美しい、まさに自然が創り出したアートそのもの。

あざとかわいすぎるグアナ子。

“風の大地”らしく強烈な風が吹き荒れる中、雲が飛ばされるように流れて行き、その下にどっしりと連なるパイネ山脈の姿は言葉を失うほどの絶景です。私はカラファテからの日帰りツアーに参加しましたが、チリのプエルトナターレスから訪問したり、国立公園内のホテルに泊まったり、キャンプをしながらトレッキングすることも可能です。カラファテから行く場合は、国境を越えるツアーなので、パスポートをお忘れなく。

 

ペンギン案内人31号/海保 ちぐさ

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