知られざる南米 パラグアイの魅力とは?

ヘスス遺跡

穏やかで争いを好まない民族だったといわれるグアラニー族の文化が色濃く残るパラグアイでは、今でもその穏やかな雰囲気が漂っていて、のんびりと観光したい人にお勧めです。パラグアイの北側には手つかずの大自然が残り、南側では世界的にも有名な滝や世界遺産を観光することができます。またパラグアイは親日国としても有名で、日系人街では日本語が通じ、本格的な日本食が食べることも可能です。本コラムでは知られざるパラグアイの魅力をご紹介いたします。

パラグアイの基本情報

世界第2位の発電力を誇る水力発電所イタイムダム

パラグアイの気候

パラグアイの気候は亜熱帯性で、年間の平均気温は17~24.5℃です。パラグアイは南半球にあるため日本と季節が逆で、11~3月が夏となり、この時期の気温は平均30℃以上になります。内陸にあるため、1日のうちで寒暖差が大きくなります。特に春(9月~10月)と秋(4月~5月)は早朝と日中の温度差が20℃を超え、一日のうちに四季があるといわれるぐらいです。

パラグアイへの行き方

日本からパラグアイへの直行便はありません。北米のニューヨーク、ダラス、マイアミなどの都市や、ヨーロッパのミラノ、ミュンヘン、ローマなどを経由し、さらにサンパウロやブエノス・アイレスなど南米の主要都市で乗り継いで行くのが一般的です。午後に日本を出発すると、首都アスンシオンには翌日の午前中に到着できます。乗り継ぎの待ち時間を含めて、日本からアスンシオンまでは26~35時間のフライトとなります。

パラグアイのお役立ち情報

パラグアイの観光のベストシーズンは5月から8月の冬にあたる時期です。暑さが和らぎ、降水量も少なくなります。一日のうちの寒暖差が激しいパラグアイではストールや薄手のカーディガンなど、温度調節ができる衣類があると便利です。夏は半袖で過ごすことができますが日差しが強いため、サングラスや日焼け止めクリームといった紫外線対策用品があると安心です。

知られざる南米 パラグアイの魅力とは?

本格的な日本食にびっくり!イグアス移住地にある「ペンション園田」にて。

のどかな田舎の雰囲気が漂う南米の小国パラグアイは、先住民族グアラニー族とスペイン人との血が交じり合ったメスティーソが90%を占める国です。イグアス居住区には古き良き時代の日本が残り、戦後パラグアイに入植した、日本に誇りを持って生きる日系の人々が暮らしています。ここでは資料館や農場を見学して、彼らのたどった歴史と現在の生活に触れることができます。

トリニダー遺跡

観光ポイントとして、世界的にも珍しい動植物を多く見ることができる「パンタナル湿原」や、高さ40メートルの3つの滝と小さなたくさんの滝が見られる「モンダウの滝」や世界第2位の発電力を誇る水力発電所「イタイプダム」、首都19世紀にフランスのルーブル美術館をモデルにして設計された「アスンシオンの政府宮殿」、なども人気がありますが、おすすめはグアラニー族に布教するために訪れたイエズス会の伝道所群跡で、世界遺産にもなっている「トリニダー&ヘスス遺跡」です。

「トリニダー遺跡」の集落は、大きく分けて大聖堂・学校・工房・住居・墓地・広場などに分かれておりますが、中でも中央正面に位置する煉瓦づくりの「大聖堂」は圧巻。その規模の大きさと今も残る数多くの緻密な彫刻には、目を見張るものがあります。また、ここはロバート・デニーロが主演を務めた1986年公開のアカデミー賞受賞映画「ザ・ミッション」の舞台としても有名です。

ヘスス遺跡

もう一つの「ヘスス遺跡」は、スペインからやってきた建築家の指導のもと建てられただけあって、すっきりと洗練された印象。しかし、実はこの教会、未完成なのです。完成前の1767年に、イエズス会退去令が発令されてしまい、作り途中のまま今に至るのだとか。
キリスト教とアンダルシアのイスラム風な装飾が混合された美しい花のデザインで囲まれた入口が見どころの一つです。

 

ペンギン案内人8号/渡邊 竜一

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