【こんな国あります!!世界の秘境】まるでアフリカ!?西半球の最貧国ハイチ

カルチャーショック!第2の町カパイシャン

道端に平気でポンポン捨てられるゴミ。ハイチではよくある光景ですが汚い!!

カパイシャンという町を一言で表すとしたら「カオス」という言葉に尽きるでしょう。それほど建物は古く汚く、町も人とゴミで溢れています。私は以前一人旅でインドのベナレス(バラナシ)に訪れたことがありますが、正直そこよりも悲惨です。今回ハイチに訪れる前カリブの美しい島々を巡ってきたので余計汚く感じたのかもしれませんが…(笑)「THE治安が悪そうな町」といった雰囲気。しかしカパイシャンはハイチの中ではマシなほうで、首都ポルトープランスはこれに輪をかけて酷いのだとか。

民族楽器の演奏。やっぱりどこかアフリカっぽい。

散々な言いようですが、それでももしハイチに訪れると言うならカパイシャンをオススメします。後述するサン・スーシ城やシタデルはハイチで1番の見どころですし、民家レストランで披露される音楽もエネルギッシュ。また、サービスはまだまだレベルが低いですがハイチとは思えないほど綺麗なホテルも中にはあって、安心して滞在できるのです。

ハイチ最大の名所サン・スーシ城とシタデル・ラフェリエール

今は廃墟のようになってしまっているサン・スーシ城

カパイシャン郊外のミロにある2つの世界遺産「サン・スーシ城」と「シタデル・ラフェリエール」。独立後ベルサイユ宮殿をモデルにして建てられたというサン・スーシ城は、今は略奪や地震により廃墟になっていますが、当時はヨーロッパの装飾品が運び込まれとても豪華な建物だったそう。
一方シタデルは当時クリストフ王がサン・スーシ城を建てた後、フランス軍の攻撃から国を守る目的で12年という歳月をかけて完成させた巨大要塞。丘の上に建つそこへはサン・スーシ城から馬に揺られて向かいます。

馬の“パナマ”は賢くていい子!長い坂道も馬に乗れば楽ちんです。

20万人の奴隷労働者を使い造らせたシタデルですが、結局フランス軍が攻めて来ることなどなく、徒労に終わってしまいます。これほどお金と人と時間をかけて造らせたクリストフは、国民から責められあえなく自殺。独立当初から混乱続きだったハイチはそれ以来貧困や独裁政治が続き、追い打ちをかけるようにして起きた大地震によって西半球最貧国となってしまうのです。
こうした特異な歴史を持つハイチ。サン・スーシ城とシタデルは是非その歴史的背景を知った上で訪れたい場所です。

最貧国ハイチの料理とは

牛肉のから揚げとバナナのフリット。見た目の割に美味しい。

最貧国の料理と言うとなんとなく「美味しくなさそう」と不安視する方も多そうですが、実は比較的美味しい料理をいただけるハイチ。元々フランスの植民地だったので料理が美味しいというのはある意味納得かもしれません。

無人島の綺麗なビーチに行けばこーんなご馳走も!

アフリカのような雰囲気を感じさせるこの国ですが、そこはやはりカリブの国。南国らしいトロピカルフルーツが採れるハイチでは、肉や魚の下準備に柑橘系のフルーツをよく使用します。中でもグリオと呼ばれるローカルフードは人気で、オレンジジュースやライムなどに豚肉を浸けて寝かしてからオーブンで焼き上げ、同じく柑橘系のソースでいただきます。豚肉特有の臭さが消えた爽やかな味わいは美味。そのほかにも油でカリッと揚げた牛肉や黒豆とマッシュルームのご飯などシンプルながら美味しい料理はたくさん。私たち日本人の口にもよく合うので、ハイチで食事に困ることはほとんどないはずです。

世界一汚い町!? ハイチの首都ポルトープランス

ゴミが多いハイチでは廃材アートが盛ん。

ハイチの首都ポルトープランスは国内で最も混沌を極める非常にアフリカらしい町。1000万人を超えるハイチの人口の約3割はここに集中しており、一部ではスラム化が進んでいることも問題になっています。そんな経緯もあり今回は治安の面でポルトープランス滞在は断念。しかし訪問経験のある知人にポルトープランスの魅力について教えてもらいました!

ISUZU…お前、こんなになっちまって…

十分人が多いと思われたカパイシャンですが、ポルトープランスの混沌さは別格なのだそう。そしてそれに更に拍車をかけているのがカラフルに塗られた車の存在。一つとして同じ塗装の車はないのではと思えるほど、思い思いに塗られている車たち。中には日本製の中古車もあるようですが、写真を見る限り元の面影は皆無。遠くから見ても目立つことこの上ありません。でもこの「はっちゃかめっちゃか」な雰囲気こそ、ここハイチの醍醐味。もし訪れるならば貴重品はホテルに預けて人混みに揉まれる覚悟で挑むことをおすすめします!

 

ペンギン案内人5号/川崎 彩乃

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