マチュピチュに行く際に立ち寄りたい聖なる谷ベスト7

マチュピチュに行く際にぜひ立ち寄って欲しいのが「インカの聖なる谷」です。クスコとマチュピチュの中間地点、ウルバンバからオリャンタイタンボにかけて広がる5000メートル級の山々に囲まれた谷です。その名が示す通り、かつてインカ帝国が繁栄していた時代に中枢を成した遺跡や村が、この一帯に点々と残されており、聖なる谷を巡れば、マチュピチュ観光の楽しみが倍増することでしょう。このコラムでは聖なる谷の見どころを7つご紹介いたします。

圧巻!巨石の城塞 オリャンタイタンボ

オリャンタイタンボ遺跡にて<聖なるインカの谷>

オリャンタイタンボはインカ帝国の「要塞」とも言われ、マチュピチュに勝るとも劣らない遺跡です。遺跡に入場すると、まず目の前に迫って来る階段状の段々畑(約300段)に圧倒されます。

インカの精巧な石組み6枚屏風岩(オリャンタイタンボ)

最大の見どころは、遺跡の頂上にある6枚の巨岩を繋いだ屏風岩です。一枚の岩は50トン以上、高さ10m×横5m×奥行き1mあります。この6枚の巨岩は麓を流れるウルバンバ川の対岸から切り出して、この高さまで運んだそうです。鉄も車も知らないインカの人々が、ここまで引き上げた労力を思うと驚きです。またこの石を見ればわかるのですが、うまく揃わない接合部分にはそこにピッタリとなるように岩を細く切り出してはめています。インカの卓越した石組技術に驚かされます。

白銀の絶景!マラス塩田

マラス塩田<聖なるインカの谷>

マラスは標高3300mのアンデスの山中で約600年前から続いている天然塩の生産地で、上質な塩が採れる4000もの棚田が広がっています。そこにはインカの時代から絶えることなく湧き続けている天然塩水の温泉があり、その温泉から塩が作られています。6000年前、マラスの塩田の付近は海でしたがこれが地殻変動を起こして現在の塩水の源泉になったと言われています。乾季(4月下旬~9月)になると、太陽熱によりためておいた塩水の水分が蒸発し、塩の結晶が現れます。その塩の結晶で山の斜面が真っ白に彩られた姿はまさに絶景です。

塩も売っています<マラスの塩田>

マラスの塩は、これだけでつまみにもなるほど旨味が強く、お料理の味も引き立たせてくれます。ペルーを訪れた際には、何千年も昔のインカ帝国から受け継がれるマラスの塩を、ぜひ味わってみてください。

謎の円形遺跡モライ

モライ遺跡<インカの聖なる谷>

モライ遺跡はイタリアにあるローマ帝政時代の遺跡、コロッセオ(円形闘技場)を連想させるような、すり鉢状に掘り下げられた円形遺跡です。ミステリーサークル、野外演芸場、神に祈り捧げる場所・・・など諸説ありましたが、実際のところはインカ時代の農業試験場だったと言われています。

モライ遺跡<インカの聖なる谷>

遺跡を眺める平原部分とすり鉢状になった遺跡部分の温度差は最大16度もあるそうで、様々な気候や温度を想定して試験的に農作物が栽培されていたのではないかと考えられています。領土拡大にともなって、農作物の収穫量をいっそう増やしていく必要があったインカ帝国。生産性をあげるための知識を、このように蓄えていたのかもしれません。遺跡はきれいな同心円を描いて造られていて、インカの文化水準の高さを伺わせます。

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