“天国に一番近い島” ニューカレドニアのウベア島へ行ってみた

パラディ・ド・ウベアから一望できるグラデーションの美しい海

「今まで行った中で一番綺麗な海はどこ?」時にそう尋ねられることがありますが、私は迷わず「ニューカレドニアのウベア島!」と元気よく答えます。それは「感動」という言葉だけでは言い表せず、ただ泣きたくもないのに自然と涙が頬を伝うような、圧倒的な尊い美しさの海だったから。『天国に一番近い島』という旅行記及び映画で大きく注目を集める場所ですが、寧ろ天国そのものではないのかと期待してしまうほど、崇高な雰囲気を纏う島。この世に生きているうちに一度は、青と白が織りなす澄み切った地で疑似天国体験をしてみませんか?

国内線の窓から三日月形の島が見えたら旅のはじまり

ニューカレドニアの国内線は元気なオレンジのプロペラ機!

ニューカレドニアの玄関口であるヌメアから国内線でウベア島を目指します。そんな国内線は小型のプロペラ機!オレンジ色の機体に搭乗すると、なんと自由席というから驚き。当日の天候や旋回の角度などによっても異なりますが、基本的にヌメアを出発する際のおすすめの座席位置は進行方向に向かって左側の前方の席です。

国内線の窓から見えるウベア島は三日月のように綺麗な曲線が特徴的

なおかつ、窓からプロペラの羽が見えない位置がベストです。なぜその位置をすすめるかと言うと、ウベア島の上空に近づいた時に島の全景をみおろすことが出来るのです。三日月のように弧を描く美しい海岸線や島の緑と、思わず見惚れる鮮やかなグラデーションの海が目下に広がります。ニューカレドニアのバリアリーフは世界遺産に登録されており、ウベアのラグーンも含まれます。上陸前から気分が上がる、国内線の旅をお楽しみください。

天国への入り口かと見紛うムリ橋の下に広がる海

橋を渡れば天国へ?言葉が出ないほどに美しいブルーグラデーションが優勝

ウベア島は、細長く土地の大半を占めるウベア島と、南端の小さなムリ島から成り立ち、そのふたつの島を繋ぐのがムリ橋と呼ばれる橋です。このあたりの風景が、ウベア島で最も美しい場所だとされます。確かに、こんなに鮮明で、且つ圧倒的な透明度を誇るグラデーションの海は今までに見たことがありませんでした。この世のものとは思えないほど、文字にするのが阻まれるほどの美しさ。それはやはり、天国に通ずると見紛えてもおかしくはない光景だったのです。

異なる角度でもう一枚!波打ち際の白い輝きと白砂が透ける澄んだ水に見惚れる

白砂のビーチで、現実を忘れて何も考えずにぼんやりしても良し、橋の近くでシュノーケリングを楽しむも良し。恐ろしいほどに透明度が高いため、優雅に泳ぐ魚たちが水の上から透けて見えます。波も静かで、心地よいリズムの水音に五感が癒されます。神様が眠っていそうな青の景勝地、必見です。

透明度の高い海の向こうに静かにそびえるレキンの絶壁

タブーの海の向こうで波を閉ざすレキンの絶壁は確かに神聖な雰囲気

ムリの橋からは巨大な絶壁が見えます。レキンの絶壁と呼ばれる、かつて海中にあったサンゴ礁が石灰岩となり、地殻変動を経て隆起したことによって出来た奇岩です。地元では神聖な場所とされており、特に壁の手前に広がる海は「タブーの海」と呼ばれ立ち入り禁止です。よって、海を挟んだ対岸の砂浜から絶壁を見学することとなります。

何もない砂浜からもじんわりと湧き上がる自然のエネルギーが宿る島

この断崖の特性で、何か音を鳴らすと反響して返ってくるやまびこ現象も体験できます。また、接近して観察することは出来ませんが、カメラのズーム機能等を使って岩をアップすると、命が宿っているような躍動感のある石灰岩が表面に見えます。天国にいちばん近い島と謳われつつも、これらの自然がつくった地形や豊かな海からは膨大な「生」のエネルギーを感じられます。天国は案外、生き生きとしているのかもしれません。

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