アルジェリア 知られざる必見 7スポット

グーフィ渓谷の絶壁

アフリカでありながらまるでヨーロッパにいるような美しい街並み、イタリアやギリシャにも負けない遺跡群、そして雄大な大地と青く美しい地中海のコントラスト。かつてこの地を支配していったベルベル人、ローマ帝国、アラブ人、フランスの文化がほどよく調和したアルジェリアでは誰しもがアフリカ大陸の国の他の国とはちょっと違った居心地の良さを感じるはず。
他の国と比べるとビザの取得が難しい面もありますが、だからこそ素朴な人々が多く、大きな驚きに満ちています。そんなアルジェリアにおいて必ず訪れてほしい、100か国を巡ったトラベルプランナーの橋本が厳選したアルジェリアの知られざる7箇所をご紹介いたします。

ムザブの谷

ムザブの谷 ガルダイア

首都アルジェから南に600km。アルジェリア中部のムザブの谷と呼ばれるエリアに世界遺産に指定された5つの美しい村があります。これらの村にはベルベル人の中でも「イスラム清教徒」と呼ばれる厳格な戒律を持ったイスラム教イバード派の人々が暮らしています。彼らは主流派から異端扱いされていたために、流浪の旅の末、11世紀にこの土地に定住することなったのです。現在までの約1000年もの間、ここに住む人々は定住した当初と変わらない厳しい風習や伝統を守りながら暮らしています。

エル・アーテフ 旧市街

彼らは外敵や厳しい自然環境から身を守るために村中で結束する必要がありました。そこで、モスクを中心に町並みが広がるよう都市設計をおこない、どの家からでもモスクが見えるようにしたことで、平等さや宗教を通じた結束力を保ったといわれます。また、アースカラーの町並みはあの名建築家ル・コルビュジエにインスピレーションを与えたことで知られます。

ティムガット

石柱の建ち並ぶ目抜通りとその奥にある凱旋門

ティムガットは西暦100年頃、トラヤヌス帝によって建てられたという退役軍人達のための12ヘクタールにもおよぶ巨大な街でした。街は碁盤の目のように区画され、半円形劇場や神殿、いくつかの浴場、市場、公衆トイレ、そして図書館まで完備されていたそうです。特に図書館はローマ遺跡で現存しているのはここティムガッドとトルコのエフェス遺跡にしかない貴重なものです。

ティムガット 劇場観客席跡からの眺め

このティムガッドの遺跡の中でも目を引くのは凱旋門。時のローマ皇帝トラヤヌス帝の栄誉を讃えて造られたというこの凱旋門はこの街の栄華を現在に伝えています。
7世紀のベルベル人による侵略以降、19世紀にフランスの考古学者達に発見されるまで忘れ去られていたティムガットはそれ故に良好な保存状態を保っており、「アフリカのポンペイ」と称される理由となっています。

タッシリ・ナジェール

世界遺産のタッシリ・ナジェール の岩絵群

アルジェリアの南東部にリビアとの故郷近くに位置するタッシリ・ナジェールは、サハラ砂漠の中央部に約500kmにも及ぶ台地で、1万点近くの先史時代の岩壁画遺跡が点在しています。これらは世界遺産にも認定されています。20世紀初頭、フランス人の考古学者が発見したのをきっかけにその後の調査が進むにつれ岩絵の年代は古いもので少なくとも7000年以上も前に描かれたことが分かりました。

タッシリ・ナジェールのトレッキングガイドとコック

タッシリ・ナジェールの岩絵群には牛やワニなどの大型動物の他に狩りをする人々や舞踏やスポーツに興じる人の姿など描かれ、現代にも通ずる暮らしをしていたことが分かります。しかしこのタッシリ・ナジェールを最もミステリアスにしているのが「白い巨人」に代表される巨人の絵です。この巨人は宇宙人あるいは古代のシャーマンであると議論の的になっています。

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