地中海&砂漠 魅惑のチュニジアベスト10!

ローマ帝国時代を今につなぐ、エル・ジェムの円形闘技場

エルジェムの円形闘技場

古くから多くの民族が興亡を繰り広げてきたチュニジアには、今もなお、数多くの遺跡がたくさん残っています。その中でもエルジェムの円形闘技場はローマ帝国時代を今に伝える見事な建造物です。かつてローマ帝国内にいくつもの闘技場が作られましたが、なかでもエルジェムのそれは保存状態も良く、本家ローマのコロッセオ以上と言われるほどです。

3階部分まで残っているローマ時代の闘技場は、ローマとエルジェムだけだ

美しさもさることながら、その規模も群を抜いています。闘技場の周囲400m、高さ36m、アリーナの直系は36m、収容人数は3万5千人ほどというから驚きです。1800年も昔に、この闘技場で猛獣と剣士、死刑囚などの壮絶な格闘が催され、人々を異様な熱狂に駆り立てました。そして7世紀末にイスラム軍に攻め込まれたチュニジアと地元民ベルベル人達との最終決戦の地となったのです。数世紀の時を見守り続けた闘技場は、1979年、世界遺産に登録されました。

チュニジアNO.1の遺跡、ドゥッガ

ドゥッガ遺跡のシンボル、キャピトル

チュニジア北部にあるドゥッガ遺跡は、チュニジアに現存するローマ遺跡群の中でも規模、保存状態ともに一番と言っても過言ではありません。標高600mの丘の上に大規模な古代都市が広がっています。紀元前4世紀、ヌミディア王国の重要な都市として栄えましたが、その後、カルタゴ、ローマと数々の侵略者に翻弄されていくのです。

ドゥッガ遺跡 ローマ人の住宅

65ヘクタールもの広大な遺跡は見て回るのも一苦労ですが、3500人もの人を収容できた劇場、ドゥッガのシンボルの神殿・キャピトル、ローマ以前に作られたリビコ・プニュック廟は必見です。劇場は保存状態もよく、なんと80%が当時のオリジナルのままというから驚き。遺跡内には奴隷市場や売春宿、浴場、公衆トイレまであり、まさに古代の人々の暮らしを垣間見ているようです。今はのどかな牧草地帯が広がるこの地が、何万人もの人々が暮らす一大都市であったことに思いを馳せずにはいられません。

世界遺産の迷路の街、チュニスのみどころ

まるで迷路のように広がるスークは歩いているだけでも楽しい!

チュニジアの首都、チュニス。世界遺産にも登録されているメディナは、モスクやミナレット、城壁が残る旧市街で見所がたくさん!とりわけグランドモスクを中心に、宝石や香水から日用品まで取引されている市場(スーク)巡りはチュニジア旅行の醍醐味と言っても過言ではありません。小道に軒を連ねる土産物屋店の呼び声、どこからともなく聞こえてくるアラビアン音楽、そして礼拝の時間を知らせるアザーン…。目から耳から否応なしに刺激が飛び込んでくるようです。まさにスークは活気に満ち溢れた迷路!さぁ、勇気をもって飛び込んでみましょう!

バルドー博物館のモザイク

メディナの他に、チュニス観光で外せないスポットと言ったらバルドー国立博物館です。ここにはローマのモザイクや古代ギリシア、チュニジア、イスラム時代のコレクションが収蔵されていて、「チュニジアのルーブル」とも言われています。中でもモザイクのコレクションは有名。石や貝殻などを小さく割ってピースを作り、モルタルなどで接着して描く装飾はまるで絵画のような美しさ。キリスト時代のモザイクは世界最大規模且つ、保存状態も良く、美術ファンならずとも一見の価値アリです。

ヤシの木と清らかな水が流れる砂漠の山岳オアシスへ

山岳オアシスの村、シェビカ

チュニジア南西部、アルジェリアとの国境を目の前にする山間にあるオアシスの村々、シェビカ、ミデス、タメルザ。荒涼とした大地のドライブが続く中、突如現れる山岳オアシスは旅人に鮮烈な印象を与えます。小川のせせらぎや小さな滝を見つけながら冒険気分のハイキングを楽しめるシェビカ村。ここでは、ごつごつとした岩間にナツメヤシの森、驚くような渓谷の大パノラマと、バラエティに富んだ景観を楽しめます。

足元がすくむような渓谷 ミデス村

タメルザ渓谷は涸れ川に面してナツメヤシの緑に彩られた廃村が広がる風景が印象的で、映画「イングリッシュ・ペイシェント」の冒頭のシーンにもなったところです(タメルザの写真は記事冒頭をご参照ください)。また、切り立った断崖に作られたことから、バルコニー・オアシスと呼ばれるミデス村。下を見ると足がすくんでしまいます。自然の彫刻が織りなすこの景観は圧巻です!ほかの国々に類を見ないこうした山岳オアシスこそ、チュニジアで見逃せない魅力あるスポットの一つです。

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