男一人旅でイランに行って楽しい7つの理由

日常の光景 ヴァーンク教会の噴水の前で待ち合わせをする女の子

イメージと現実のギャップが大きい国イラン。多くの日本人が抱くイメージはひょっとしたら真逆かもしれません。一度訪れたらわかりますが、実は親日的で治安も良く観光客を温かく迎えてくれる国です。旅先でふれあう人たちは皆親切でとてもフレンドリーです。特に日本人に対しては憧れのまなざしで接してくれることを肌で感じるとても嬉しい国なのです。どちらかというとシャイな人が多いイランですが、街ですれ違ってこちらから笑顔を投げると必ずといっていいほど笑顔が返ってくる、まさに微笑がえしの国です。

美女の微笑がえしでしあわせな気分になれる国・イラン

エマーム広場内のレストランで見かけた女子学生たち

イランの女性といえば黒のチャドルを全身に纏っているイメージが強いのですがテヘランやイスファハンなどの都会では若い人たちを中心に意外と自由でオシャレな女性を多く見かけます。彼女たちは日本人に大いに興味があるらしく、笑顔で声をかけると優しい笑顔で反応してくれます。写真も意外とOKです。2人きりでのツーショット写真はなかなか難しいかもしれませんが、あちら側が複数人でのグループであれば照れながらも喜んで撮影に応じてくれる可能性も?!

テヘランの学校に通う、とても人懐っこい女子学生たち

イランでは基本はペルシャ語ですがお互い簡単な英語でコミュニケーションが取れることがあります。イスファハンのバザールや都会のメインストリートを歩いていると、英語で話しかけてくる若い人もいます。会話の内容から日本に対しての興味深さと日本人を心底リスペクトしていることが伝わってきてとても嬉しくなります。

イランらしさを体感できる最大の観光都市イスファハン

世界遺産アーリーガープー宮殿から 眺めるエマーム広場

イスファハン (イスファハーン)は最もイランらしさを体感できる都市で、国内・国外問わずイランで最も多くの観光客が訪れます。ここは16世紀サファヴィー朝時代のイランの首都であり、かつては世界の半分と称されるほどの栄華を極めました。イスファハンの中心には世界遺産に選ばれているエマーム広場 (イマーム広場)があります。息をのむほどの美しさを誇る豪華絢爛な建築物の数々はイスラム芸術の集大成と言われています。広場そのものが美術館と思えるほど大きく、数多くの見所があります。

いつも賑やかなイスファハンのバザール

また、広場に連なるバザールはイランで1番のショッピング天国エリアです。1日では周り切れないほどの広さで、いつも地元の家族連れやカップルで賑わっています。ミーナーカーリーと呼ばれる陶磁器からペルシャ絨毯まで様々な伝統工芸品を手に入れることが出来ます。

男の嗜み シーシャでくつろいで地元の人とふれあう

チャイハネ(喫茶店)で出会った素敵なカップルと

せっかくイランに行ったなら観光だけではなく地元の人とのふれあいを楽しんでみましょう。アルコール禁止の国なので居酒屋はありません。その代わりにイランの人たちはお茶をよく飲みます。街中にはチャーイハーネという、日本でいう喫茶店が多くあります。店内に入ると壁に畳一畳分くらいの段がいくつもあり、そこに敷かれているペルシャじゅうたんの上に座ってお茶を飲みます。また靴を脱いで胡座をかきながら飲む店もあり、いずれも地元の人たちの憩いや社交の場として親しまれています。

チャイハネ(喫茶店)で水タバコを楽しむ地元の人たち

また、チャーイハーネにはシーシャと言われる水タバコが必ずあります。中東で一般的に伝わるタバコの吸い方なのですが、ここイランでは男性にだけ許された嗜好品なのです。1本のシーシャで長時間のんびりできますので、たまには贅沢でゆるい時間を過ごすのもいいかもしれません。

ゾロアスター教寺院で1500年以上燃え続ける炎

イランのほぼ中央に位置するヤズドはアケメネス朝、並びにササーン朝時代に国教であったゾロアスター教の聖地として知られています。ゾロアスター教は拝火教とも言われ、教徒は火と水と土を神聖視していました。

かつて鳥葬が行われていた沈黙の塔 男山に登る

彼らはそれらを汚す事となる火葬や土葬を嫌い、遺体を山の頂上で鳥葬、風葬していました。静かな荒野に佇む高さ50メートルくらいの小高い山は「沈黙の塔」と呼ばれ自由に登ることができます。男性の山と女性の山の2つがあり、それぞれ頂上には直径10メートルくらいの円形のスペースがあります。80年くらい前まで死者が葬られていた実際の場所を見ることができますが、何とも言えない気持ちに包まれます。一方で頂上から麓から見下ろす眺めはとても素晴らしい、不思議な場所なのです。

中東3P遺跡のひとつ 世界遺産のペルセポリス遺跡

イランを代表するペルセポリス遺跡 クセルクルス門・双頭鷲像

今からおよそ2500年前に栄華を極めた古代アケメネス朝のペルシャの首都であったペルセポリス。ヨルダンのぺトラ遺跡、シリアのパルミア遺跡と並んで中東の3Pと呼ばれるペルセポリス遺跡はイランを訪れるなら必ず見ておきたい世界遺産です。テヘランから飛行機でおよそ1時間半で基点となる南部の観光都市シーラーズへ、空港からさらに車で1時間くらいのところに遺跡はあります。

歴史の深さに思いを馳せる 広大なペルセポリス遺跡

即位式やノウルーズと呼ばれる春の訪れを祝う大切な儀式は必ずここで行われていました。紀元前4世紀にアレクサンダー大王に攻め落とされ廃墟となりましたが、そのままの姿が今も残っているのが特徴です。貢物を献上する人々の様子を描いたレリーフ(彫刻)が至る所にみられ、当時の王の権力の大きさが伺えます。高台からの眺めも絶景で、じっくり時間をかけて観光することをお勧めします。

イランらしくないピンク色の世界 アブヤーネ村を歩く

ピンクに統一されたフォトジェニックな村 アブヤーネ

テヘランの南、およそ300キロのところに位置するアブヤーネ村はあまり知られていないピンク色の小さな村です。キャルキャス山の麓にあるこの村は、斜面に階段状に作られた家並み、モスク、ゾロアスター拝火教の寺院、聖地、城砦などが観光ポイントです。中でも赤土の壁で造られた家々が建ち並ぶ姿は印象的。というのもこの村ではすべての建物が同じ色の土を使わなければならないきまりがあるからなのです。

昼下がりのアブヤーネ村を歩く地元の男性

村では、派手なバラ柄のスカーフに身を包む女性と、ゆったりとしたデザインの丈の長いズボンをはく男性を目にします。このように他のイランの都市とは趣が異なる建物、そして、そこで暮らす人々の個性に強烈なインパクトを感じるとても素敵な村です。いわゆるコンビニやスーパーが無く、とてもひっそりとした、ゴーストタウンっぽい雰囲気も心に残ります。

日本人が大好き!空手少年たちの笑顔にふれあう

ヤズドのアミール・チャグマークのタキイェで空手大会に来ていた子供たち

イランは様々な武道の愛好家が多い武道大国です。中でも空手の競技人口は100万人以上と言われています。空手の発祥が日本(沖縄)であるということを知っているからでしょうか、それともただ単に日本人が珍しいのでしょうか、カメラを向けると無邪気で人懐っこい子供たちが一斉に集まって来ます。頼みもしないのに次から次へと俺の型を見ろ!と近づいてきます。

得意げに空手のポーズを決めるヤズドの男の子

順番も守らず我先にと次から次へと自慢のパフォーマンスする子供たちの姿はとてもかわいいです。空手経験のない私には上手下手の判定はまったくできないのですが、子供たちの真剣な姿を見ているだけで幸せな気持ちになります。たとえばこのように、空手を通してイランの子供たちが日本の文化に対して興味や尊敬の念を持っていることが伝わってきます。

 

ペンギン案内人16号/櫻本 竜市

タイトルとURLをコピーしました