首都バクーだけじゃない!未知の国アゼルバイジャンの見どころを深掘りレポート!

古代人が描いた岩絵 ゴブスタン遺跡

古代人が描いた岩絵 ゴブスタン遺跡

コーカサス地方の国3ヵ国(アゼルバイジャン・ジョージア・アルメニア)の中でも石油やガスなどの豊かな天然資源のオイルマネーによって第2のドバイとも言われるアゼルバイジャン、1991年にソ連(現ロシア)から独立した国の為まだ少し日本にはなじみが無い国かもしれませんが、実は旅好きにはたまらない穴場の旅行先です。この国を訪問すれば通な旅行人になること間違いありません!?今回はより深堀をして首都バクー以外の見どころを紹介していきたいと思います。

古代人が描いた岩絵 /ゴブスタン

ゴブスタン遺跡(壁画)祭りの様子だろうか?想像するのも楽しみの1つです

ゴブスタン遺跡(壁画)祭りの様子だろうか?想像するのも楽しみの1つです

首都バクーから車で約1時間、カスピ海を望む丘の上に広がるゴブスタン遺跡は石器時代からの遺跡群で、古代の人が描いた岩画が約6000点も発見されています。1番の魅力は保存状態の良さで、5千年から2万年前にさかのぼるという長い時代を経過したにもかかわらず、非常にくっきりとした形でその壁画を確認することができます。2007年には「コブスタンの岩絵の文化的景観」として世界文化遺産に登録されました。

ゴブスタン遺跡 こんなに古い壁画はなかなかお目にかかれません

ゴブスタン遺跡 こんなに古い壁画はなかなかお目にかかれません

切り立った崖、洞窟の中、岩肌に描かれている人間や動物の姿は、まるで古代人から語りかけられたメッセージのようです。インドやネパール、スリランカ、カンボジアなど岩に描かれた壁画は沢山の場所でみることはできますが、このゴブスタンはその中でもとびきり、訴えかけてくるモノが大きく感じます。地球上にいるのに不思議と宇宙にいるような錯覚を覚える場所です。

燃える丘、吹き出す天然の炎 /ヤナルダグ

天然ガスが燃え続ける ヤナル・ダグにて<バクー郊外>

天然ガスが燃え続ける ヤナル・ダグにて<バクー郊外>

アゼルバイジャンは別名オドラル・ユルドゥ(火の国)とも言われており、オイルマネーで豊かに発展しているバクー市内を離れるとすぐに、油田群が沢山あり、原油を採掘する為の井戸である油井(ゆせい)を沢山みかけます。より豊かな資源を感じる事ができる観光地ヤナルダグは、バクー郊外の地中から噴出した天然ガスが自然発火し、2000年以上?燃え続けているといわれる丘です。観客席のある野外劇場や、博物館、カフェなども併設した施設もあり、見学しやすく整備されています。

炎に近づくと熱気がもの凄い ヤナル・ダグにて<バクー郊外>

炎に近づくと熱気がもの凄い ヤナル・ダグにて<バクー郊外>

日本だとケガの恐れを考慮してテープや柵などが張られていそうな、ちょっと危険な観光地も、海外だと驚くほどオープンに開放されていたりするもの。思いっきり触れたり近づいたりできるのは海外観光の大きな魅力です。実際ヤナル・ダグの岩肌の炎に近づくともの凄い火の熱量を感じます。自己責任になるので、近づきすぎには十分気を付けながら熱さを是非体感してみて下さい。

拝火教(ゾロアスター教)寺院 /バクー郊外

油田採掘地帯に今はぽつんと佇む拝火教寺院<バクー郊外>

油田採掘地帯に今はぽつんと佇む拝火教寺院<バクー郊外>

拝火教(ゾロアスター教)は古代ペルシャを中心に広まった、火を崇拝する宗教です。個人的には20年近く前にイランのヤズドにて拝火教がかつて鳥葬を行っていた沈黙の塔を訪問した後、体調が悪くなり、死者のたたりかもしれないと震えあがった思い出深い宗教です。バクーの郊外を車で約30分行った先にひっそりと佇む拝火教寺院は、かつてはシルクロードを行き交う信者が拠り所として立ち寄った巡礼の場所でした。

永遠の炎 拝火教寺院<バクー郊外>

永遠の炎 拝火教寺院<バクー郊外>

寺院の真ん中には天然ガスの自然発火によって燃え続ける「永遠の炎」があり、その周りを僧坊、宿坊などが取り囲んでいます。石油発掘が盛んになるにつれて永遠の炎も衰えてきていると言われていますが、静かに揺れ動きながら今なお燃え続ける炎を眺めていると歴史のロマンを感じずにいられません。静寂の中、シルクロードを歩いた旅人に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

アゼルバイジャン最古のモスク /シェマハ

アゼルバイジャン最古のモスク「ジュマモスク」<シェマハ>

アゼルバイジャン最古のモスク「ジュマモスク」<シェマハ>

首都バクーから約110キロのところにある、かつてシルヴァン朝時代に都であったシェマハ。ここには西暦743年に建てられたジュマ・モスクがあります。この時日本はまだ奈良時代、既にアゼルバイジャンではモスクがつくられる文化が発達していたのですね。長い年月の中で天災の被害や、アルメニア人との紛争によってモスクが燃やされてしまうなど悲しい歴史もありましたが、現在は2013年に再建され静かに時間を刻んでいます。

攻撃による荒れた様子から、当時の争いの悲惨さを感じます 7つの墓<シェマハ>

攻撃による荒れた様子から、当時の争いの悲惨さを感じます 7つの墓<シェマハ>

シェマハの街を見下ろす丘の上には13世紀に建てられた、7つの墓と呼ばれるシルヴァン王朝シェキ・ハーンの家系の墓所(ドーム型の霊廟と墓地)があります。残念ながら歴史の流れの中で破壊されドームは3つしか残っていませんが、ドームの中に残る墓石の墓標には男性の権力についてなど、時代の片鱗を感じることができます。

アゼルバイジャンで最も美しい古都 /シェキ

ハン・サラユ(シェキハーンの夏の宮殿)<シェキ>

ハン・サラユ(シェキハーンの夏の宮殿)<シェキ>

古都シェキにある「シェキ・ハーン宮殿」は18世紀にこの地を統治していたシェキ・ハーン一族の住まいだった場所で、シェキの歴史地区と共に世界文化遺産に登録されています。精巧な寄木細工とステンドグラスで作られた窓や、接着剤や釘などを一切使わない技法が採用された外装は必見です。内部の天井や壁には天然染料を使用した美しいフレスコ画が所狭しと描かれており、まるで部屋全体が美術館のようです。

シルクロードの中継地 隊商宿(キャラバンサライ)<シェキ>

シルクロードの中継地 隊商宿(キャラバンサライ)<シェキ>

シェキにはかつてシルクロードの中継地として栄えた時代に設けられたキャラバンサライがあり、現在もホテルとして宿泊することができます。美しい中庭ではかつてシェキ名産のシルクと品物の取引が行われました。アーチ状に組まれた石積みの屋根、床にはアゼルバイジャンの絨毯が引かれ、ランプの明かりに照らされた内部はまるでタイムスリップをしたような気持ちにさせられます。

アゼルバイジャン料理ってどんな料理?

野菜も沢山でヘルシー?!アゼルバイジャン料理(BBQ)

野菜も沢山でヘルシー?!アゼルバイジャン料理(BBQ)

旅をする上で大切な事、それは食事が合うかどうか。これはよほどの辺境で無い限り必須条件です。シルクロードの通り道であったアゼルバイジャンはヨーロッパとアジアの両方の文化を取り入れており、味付けがシンプルで誰にでも食べやすい良いとこどりの料理と言えます。

バザールにて贅沢かつリーズナブルにキャビア購入

バザールにて贅沢かつリーズナブルにキャビア購入

主食はチョレーチという円形の大きなパンで、焼き色の部分が香ばしくフォカッチャを焼いたような味です。肉料理だと、豪華に焼いたケバブ(BBQ)も多く、グリル野菜や新鮮な野菜のサラダと共にいただきます。肉の種類もチキン、牛、羊(マトン/ラム)などをシンプルに塩と胡椒で味付けしているので誰にでも食べやすく、さっぱりとヨーグルトハーブのソースなどで味変も楽しめます。他にもカスピ海の魚のグリルや豆のスープ、見た目も楽しめるスイーツなど次にどんな料理が出てくるかワクワクします。

アゼルバイジャン美人に出会う

モデルのような美女に遭遇 自然なポーズがまた魅惑的

モデルのような美女に遭遇 自然なポーズがまた魅惑的

アゼルバイジャンは、北から順にロシア、ジョージア、アルメニア、イランと隣接する文明の十字路にあり、シルクロード交易で栄えると共にその利便性の良さから大国の侵略を受けてきた悲しい過去もある国です。しかしそれゆえに多様な人々、文化が混在する国であり、男女問わず訪れた人はその美女の多さについついうっとりしてしまうことでしょう。西洋の彫の深さとアジアの親しみやすい笑顔、抜群のスタイル美の秘訣はカスピ海ヨーグルトでしょうか…是非教えていただきたいのものです。

働く女性の魅力 世界の車窓からいやいや、パン屋さんの窓から

働く女性の魅力 世界の車窓からいやいや、パン屋さんの窓から

美人の定義は若い人だけではありません。沢山の写真の中で、パッと目が行く写真ってありますよね。これは万国共通なのかもしれませんがアゼルバイジャンの働く女性の姿はとても魅力的で美しく感じます。人が安心して働ける社会。それこそが平和の象徴です。アゼルバイジャンと世界の女性が安心して働ける未来になりますように。

 

ペンギン案内人11号/岡野 由里

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