「アドリア海の秘宝」ことモンテネグロを旅して

民族衣装を着て歌うコトルの美しい女性たち

民族衣装を着て歌うコトルの美しい女性たち

バルカン半島にあるモンテネグロ。生い茂る木々で山が黒く見えたことが国名の由来といわれるほど自然が豊富です。北はボスニア・ヘルツェゴビナ、西はクロアチア、東はセルビアとコソボ、南はアルバニアと国境を接しています。旧ユーゴから独立した6つの中では最も小さな国で、その面積は福島県とほぼ同じ。コトルとドゥルミトル国立公園の2つの世界遺産の他に、断崖絶壁に聳える秘境の聖地オストログ修道院やツェティニェ修道院、湖上の教会があるペラスト村やビーチリゾートのブドヴァなど小さくても観光資源に恵まれた国です。

モンテネグロ最大の聖地にして最高の秘境【オストログ修道院】

断崖絶壁にある秘境の聖地オストログ修道院

断崖絶壁にある秘境の聖地オストログ修道院

バルカン半島有数の巡礼地であるオストログ修道院は、首都ポドゴリッツァから車でおよそ1時間、標高約800メートルの山奥の断崖絶壁に埋め込まれるように建っています。17世紀前半に建てられた聖十字架教会はモンテネグロ最大のセルビア正教の聖地。渓谷を見下ろすように切り立った岩の隙間にひっそりと佇むその姿はとても印象的で見ごたえがあります。遠くから見える小さな姿が、山を登って徐々に近づくにつれ大きく見えてくる瞬間は感動的です。

セルビア正教会・オストログ修道院の壁画

セルビア正教会・オストログ修道院の壁画

宗教宗派を問わず訪れる全ての人々を平等に迎え入れてくれる、まさに奇跡の聖地。巡礼者の誰しもが、魂が震えるような空気が漂う秘境の聖地はまさに必見です。

かつてのモンテネグロの首都【ツェティニエ】を訪れる

世界中から巡礼者が絶えないツェテニエ修道院

世界中から巡礼者が絶えないツェテニエ修道院

かつてのモンテネグロの首都であったツェティニエは人口わずか1万5千人ほどの小さい静かな都市です。ここにあるツェティニェ修道院が最初に建てられたのは15世紀末のこと。その後、何度かオスマン朝との戦争によって崩壊され18世紀に現在のものが建てられました。ここにはイエスの磔刑に使われた十字架の一部や洗礼者ヨハネの右手、そして聖ルカが描いたと言われるフィレルモの聖母という聖母マリアのイコンがあります。

モンテネグロの文化と歴史の中心地・ツェティニエの綺麗な街並み

モンテネグロの文化と歴史の中心地・ツェティニエの綺麗な街並み

それらを見に日々世界中から多くの巡礼者がこの地を訪れます。穏やかな空気に包まれた街の目抜き通りにはカフェが並び博物館や旧在外公館などの歴史的建造物も多く、ゆっくりと散策も楽しめます。

モンテネグロが誇る世界遺産【コトルの城壁】に登ってみる

ローマカトリックに属する聖トリプン大聖堂

ローマカトリックに属する聖トリプン大聖堂

アドリア海に面したコトルはモンテネグロを代表する世界遺産の港町です。旧市街は山の麓に建てられた城壁の中にあり、細い迷路のような石畳の道は中世の街そのものと言われています。街のシンボル、聖トリプン大聖堂をはじめ、時計塔や聖ルカ教会、広場などを散策するのが楽しい街です。

城壁から眺める旧市街とコトル湾

城壁から眺める旧市街とコトル湾

一番の見どころは旧市街の背後の山に沿って築かれた城壁からの景色です。頂上からはコトルの街並みと緑色に輝くアドリア海を一望できます。入口から頂上までは険しい階段の連続ですので時間をかけてゆっくり登ってください。山の中腹には救世聖女教会がそびえたち、自然と歴史の美しいコラボレーションを楽しむことが出来ます。頂上まで登りきった瞬間の達成感、そして目の前に広がる無二の絶景を心ゆくまで味わってみてはいかがでしょうか。

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