魅惑の国チェコで楽しみたいことベスト10-その2

チェコと言えばビール!安いからと言って飲みすぎ注意です!

フランスやイタリアなどヨーロッパのメジャーな国を旅した人が次に目指す国のひとつ、チェコ。小さい国なのでポーランドやスロバキアなどの周辺国と旅をする人が多いでしょう。ですが日本の5分の1程度の面積でありながらチェコはたくさんの魅力を持った素敵な国。「首都のプラハだけ巡ったらもう別の国へ…」そんな旅はもったいない!ここでは意外と知られていない魅惑の国チェコで出来る、ひと味違ったお勧めスポットをご紹介していきたいと思います。

絵本の世界のようなカラフルなテルチの街

まるでおもちゃの家のようにメルヘンなテルチの家々。

オーストリアとの国境までわずか30kmという場所にあるチェコの小さな田舎町、テルチ。この町最大の魅力は、なんと言ってもおとぎ話のように可愛らしいカラフルな町並みでしょう。

一つ一つ違った造りが面白い!

実は1530年に起きた大火災によって建物のほとんどが焼失してしまったこの町。再建にあたり当時の領主フラデツ家のザハリアーシュは、広場周辺の建物をすべてルネサンス様式か初期バロック様式に基づいて設計するよう市民に呼びかけたのだそう。ただ建物の正面や色味については指定がなかったため、住民たちが各々創意工夫を凝らし個性を出した結果、現在の可愛らしい町並みが完成したのです。パステルカラーで彩られた建物は少しずつデザインが異なり、幻想的ですらあります。
1階のアーチ状になっているところには土産物屋やレストランなどが入っているので、好きなデザインの建物にふらっと入ってみても面白いでしょう。

狂気の「骸骨教会」クトナーホラとは

おびただしいほどの骨の数。日本ではまず有り得ない光景です。

世界広しと言えども、ここクトナーホラにあるセドレツ納骨堂ほど狂気に満ちた不気味な空間は他に無いでしょう。実はこの納骨礼拝堂、内部を大量の人骨で飾り付けられたとんでもない場所なのです!
13世紀にエルサレムから持ち帰った土をここに撒いたことで、聖地として見られるようになったこの教会。以来、この地への埋葬希望が急増します。そこにフス戦争やペスト感染者の遺体なども合わさり、約4万人を超える人骨がこの地に眠っていたのですが、フランティシェク・リントという木彫り職人の手によってこの教会は一変します。

骨で作られたシュヴァルツェンベルク家の紋章。

モニュメントやシャンデリアなど内部のいたるところに飾られた人骨。そのあまりの異様な光景は瞬く間に知られることになり、今では毎年40万人以上の観光客が訪れる人気スポットとなりました。
初めてこの教会の存在を知った時は「罰当たりすぎでは!?」と思ったのですが、なんでもこの装飾は「命の儚さ」を説いているのだとか。かなり衝撃的な光景ですが、話のタネにこういったユニークな教会に訪れてみるのもオススメです。

バドワイザービールの元祖はチェコ!

ビール大国チェコで乾杯!

実は1人当たりのビール消費量で圧倒的世界一を誇るチェコ。というのもチェコでは安価でビールを購入することが可能。缶ビールが日本円にして50円ほどで、ジュースやコーラよりも安いと言うから驚きです。
それだけ国民の間で愛されているビール。もちろんチェコでは飲むだけでなくビールの生産も盛んで、国内で1,2位を争うブドヴァイザー・ブドヴァル醸造所はとりわけ有名な工場です。

出来立てのビールをいただきます。なんという贅沢!

実はアメリカのビールとして知られ多くの人々から愛されているバドワイザーも、ビールの名産地であるこのブドヴァイザーという名前にあやかってつけられたそう。チェコはまさにバドワイザービールの元祖とも言うべき、酒好きには堪らない国なのです。
ブドヴァイザー・ブドヴァル醸造所では工場見学ツアーも催行しており、ビール製造をほぼ全工程見ることができます。ツアーの最後には樽から直接注いだ出来立てのビールをぐいっ!ビールの本場チェコで是非大人ならではの楽しみ方を体験してみては?

南モラヴィア地方の大平原とは

モラヴィア大平原。邪魔なものが一切なく、一面の緑が広がります。

プラハやチェスキークルムロフ、テルチなど美しい町が多いチェコですが、実は南部にあるモラヴィア地方ではまた違ったチェコの美しさを感じられる場所があります。
それが南モラヴィア地方にどこまでも広がるこの大平原です。なだらかな大地にまるで大きな緑の絨毯を敷き詰めたようなその光景。ただの田舎町でしかなかったこの場所が瞬く間に注目を集めるようになったのは、とあるカメラマンがおさめた写真からなのだとか。

こういうところでピクニックでもしたら気持ちよさそう!

風が吹き抜ける度に揺れる緑の絨毯は、まるで大平原が生きているかのよう。また、ひとたび太陽が顔を覗かせれば光を受けて美しく輝きだします。
写真でも十分美しいですが実物を目の当たりにするとより一層の感動を得られるはず。決して広いとは言えないチェコにまさかこんなに雄大な自然があったのかと目を見張ります。秋には草が刈り取られてしまうので、この緑の絨毯を目指すなら春から夏にかけての最も緑が美しい時期がオススメです。

カルロヴィ・ヴァリ温泉の旅

川沿いの可愛らしい町並み。チェコの温泉街はこんな感じなのか~

チェコ随一の温泉保養地、カルロヴィ・ヴァリ。ドイツとの国境近くにあるこの町は国内外から多くの人々が足を運んで来る人気の温泉街です。
「チェコでも湯めぐり出来るのか~!旅の疲れを温泉に浸かって癒したいなぁ」なんて思う方もいるかもしれませんが、実はカルロヴィ・ヴァリは温泉を「飲む」ことを目的とした温泉街なのです!

特徴的なカップは是非お土産に!

古くから湯治を行っているというこの町。湯治客はまず初めに医者に診てもらい、処方箋通りにそれぞれに合った温泉水を飲むのがセオリーなのだとか。
町にいくつかあるコロナーダと呼ばれる建物は湯治客が自由に源泉を汲んだり飲むことが出来る飲泉スポット。決して美味しくありませんが健康のためにペットボトルを持参している人も多いです。この町に来たら是非飲泉用の可愛らしいカップを買って、チェコスタイルの「湯めぐり」を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ロマンティックなフルボカー城へ

見学は最低でも1時間はかかるので余裕を持った日程を!

チェコで最も美しいお城の一つと言われているフルボカー城。チェコ南部フルボカという小さな町、小高い丘にそびえる真っ白なお城は、まるでディズニープリンセスが暮らしていそうな壮麗な佇まいです。

庭園と中庭は自由に出入り可能。憩いの場になっています。

いつ誰の手で建てられたのか明らかになっていないこのお城。分かっているのは、約3世紀に渡りボヘミア王家が所有した後、世界的に有名なシュヴァルツェンベルク家の持ち物になったということだけ。莫大な資産で豪奢な装飾を施し、多数の美術品を収集したシュヴァルツェンベルク家。現在フルボカー城に残っている、ため息が出るほど豪華な内装のほとんどは彼らによって整えられたのだといいます。
また19世紀には建築家に依頼し、お城をイギリスのネオゴシック様式に改築。外観や内部の装飾はもちろんのこと、手入れの行き届いた庭園を散歩するのもオススメです。

 

ペンギン案内人5号/川崎 彩乃

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