失敗しないシチリアツアーの選び方 プロが教えるおすすめ旅行の秘訣

カターニャのフィッシュマーケット

トラベルアドバイザーの川崎と申します。世界204カ国を訪問しました。シチリアは地中海の要衝として、様々な異民族に支配された島です。ギリシャ、ローマ、アラブ、スペインなどの民族が流入しまさに「地中海の十字路」といえます。イタリアであってイタリアでないような独特の文化を持つシチリア島へのバカンスの旅にご招待したいと思います。

シチリアにはスローな旅がよく似合う

バロック様式の町ラグーザでイブラ地区を一望

シチリアは地中海の島です。ギリシャのサントリーニ島の旅や、南国の島への旅がそうであるように、この島はハードスケジュールの団体旅行は適しません。そう、シチリア島にはスローな旅が似合います。
ツアーを選ぶのなら、航空券、ホテルがセットになった個人旅行スタイルの旅をおすすめします。ただ、シチリアは見どころも多く、どういうコースで旅するかはかなり難しいです。王道コースでいくのか? 自分の好みを貫くのか?

オルティージャ島のマーケット(シラクーサ)

そういう訳で、専門的な旅行会社に相談しながら、個人旅行を組み立てるのが一番いいかと思います。旅行会社は知名度よりも、現地に詳しい人が相談に乗ってくれるというのが大切です。シチリアに行ったことのあるスタッフが自分の旅の担当になってくれるような、そんな対応をしてくれる旅行会社を選びたいものです。

シチリアは大き島です。移動はタイヘン

パラティーナ礼拝堂(パレルモ)

シチリアは地中海・最大の島です。面積は四国の1.4倍の大きさです。ですから、ギリシャのサントリーニとか、スペインのイビサ島とか、地中海のマルタ島などと同じように考えないでください。島というレベルの大きさではないのです。四国へ旅するときに島へ旅する感覚はないでしょう? それと同じようにシチリアを観光するときも、この島の大きさを常に考えてください。

シラクーサの町並み

そんな大きな島であるに関わらず、公共交通機関のうち鉄道は貧相なものです。単線で、走っている区間も限られ、しかもスピードが遅いと3拍子揃っています。バスは便利ですが、旅行者が使いづらいです。となると鉄道と専用車をうまくコンビネーションで周遊するのがいい方法でしょう。
だからこそ、シチリアの旅は少々プロのテクニックが必要です。それで現地のことをよく知っている親切な旅行会社の選択が重要になるのです。

2,3泊しかなければ、ずばりタオルミーナ滞在を!

タオルミーナ遠景

大きなシチリア。もし、あなたがこの島で2泊か3泊しか時間を取れないのならシチリア1周は断念してください。この場合はずばり、タオルミーナ1都市での滞在をおすすめします。青く輝くイオニア海とエトナ山を一望できる風光明媚な保養地のタオルミーナはシチリア島の魅力を凝縮したような魅力を持っています。ここをベースにシラクーサやカターニャ、エトナ山などの観光ポイントに日帰り旅行をするといいでしょう。

4月9日広場(タオルミーナ)

タオルミーナは高台の町と、海岸エリアに分かれますが、高台の町がメインです。ウンベリア通りにはリストランテ、カフェやおしゃれなブティック、ブランドショップも立ち並び、歩くだけで華やいだ気分にさせてくれます。またエトナ山の景色は絶景というにふさわしいものです。
ホテルは海岸エリアにもありますが、高台エリアにスティしないとこの町の良さを十分に味わえませんので、気をつけてください。

8~10日間を2~3都市周遊が王道コース

神殿の谷・コンコルディア神殿(アグリジェント)

シチリア旅行の定番は8~10日間を2~3都市周遊するパターンです。
2都市の場合はタオルミーナと、シチリア最大の都市パレルモを訪問となります。タオルミーナからパレルモ間はのんびり列車の旅か、便利な専用車の旅が考えられます。壮大な神殿の残るアグリジェントへはパレルモ滞在中か、2都市間の移動途中に必ず立ち寄ってください。
3都市滞在の場合はタオルミーナ→アグリジェント→パレルモのパターンが最も一般的。この場合タオルミーナは3泊必要で、シラクーサにも日帰りで行ってみたい。

ラグーザの大聖堂(ラグーザ)

もう1つの3都市パターンはタオルミーナ→シラクーサ→パレルモのパターンです。これも悪くないです。このルートの場合、シラクーサに滞在中に世界遺産のノート渓谷のバロック都市を訪問できます。このバロック都市とはノート、モディカ、ラグーザの3都市のことです。またこのルートで行く場合でもアグリジェントの立ち寄りは必須です。

映画のロケ地を巡る旅はいかが?

ゴッドファーザーのロケ地・サボッカ村にて

「ゴッドファーザー」「ニューシネマパラダイス」「グラン・ブルー」などシチリアを舞台にした名画は数多くあります。こうした名画のロケ地を巡る旅もおすすめです。中でもロケ地の小さな美しい田舎町は映画ファンでなくとも魅力的です。
「ゴッドファーザー」の舞台、フォルツァ・ダグロ村やサヴォカ村は中世の雰囲気が残っています。

パラッツォ・アドリアーノのニューシネマパラダイス博物館

「ニューシネマパラダイス」のロケ地、小さな田舎町パラッツォ・アドリアーノも訪れたい町の1つです。かつて映画館のあった広場に立てば、映画の主人公トト少年が細い路地から現れそうな気がします。ファンの方はぜひ行ってください。この映画を見たことのない人はとりあえずこの映画を観てください。不朽の名作ですので・・・

シチリア料理やワインの旅も楽しい

エトナ山麓のワイナリーを訪問

アラブやアフリカの影響を受けているシチリア。地中海各地の食文化が交差しています。ライスボールのアランチーニ。シチリア風野菜の煮込みカポナータ。伝統的なショートパスタ、カーサレッチェなどシチリア料理にはいろいろトライしたいもの。メカジキ、イワシ、マグロなどの魚料理もよく食べます。一方シチリアは最も古くからワイン造りがはじめられました。生産量もイタリアトップクラス。チェラスオロ・ディ・ヴィットーリアやエトナ山麓のエトナなどが有名です。
こうした料理やワインの旅もシチリアでは重要です。

リストランテでの料理教室体験のプランもあります。

シチリア料理教室体験の旅、シチリアワイナリー巡り、シチリア家庭訪問。地元の人とのふれあいも楽しめる、こういうプログラムに参加するのも一案です。
シチリアを専門にしている旅行会社では、これらのプログラムも用意されていますので、ぜひ相談してみてはいかがでしょうか?

シチリアとのコンビならマルタがおすすめ。

青の洞門(マルタ島)

シチリアには行きたいけれど、別のエリアにも行ってみたいという場合、一番おすすめなのがマルタとのコンビネーションです。世界地図をよく見てください。シチリアからマルタはすぐそばです。しかし、マルタは英語圏の別の文化があり、2国周遊として巡るのはおもしろいかと思います。マルタへはカターニャ空港からフライトで40分。パレルモからもフライトがあります。それで下記の2つのルートが考えられます。
★日本→カターニャ→タオルミーナ3泊→カターニャ→マルタ3泊→機中→日本
のんびり回れるので理想的なプランの2国周遊。

世界遺産バレッタの町並み(マルタ)

★日本→カターニャ→タオルミーナ2泊→パレルモ2泊→マルタ2泊→機中→日本
3都市2国周遊。パレルモにも行くのならこのプラン。全体的なまとまりもいいと思います。

 

ペンギン案内人7号/川崎 真弘

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