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【ツアー企画者が厳選】ベネルクス3国(ベルギー・オランダ・ルクセンブルク)のおすすめモデルコース

木靴の工房のあるマルケン(オランダ)

ツアープランナーの川崎と申します。20年以上、ベネルクス3国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)のツアーを造っています。ベネルクス3国は全部あわせて北海道より小さい面積しかありません。この狭いエリアに多様な文化が共存しています。このエリアを周遊するのには、航空券、ホテル、列車などがセットになった個人旅行が一番便利です。今回は自分の経験を生かし、これらの国々へのモデルルートを紹介したいと思います。

定番ツアーはこのコース!2国3都市周遊

運河の町アムステルダム

日本→機中泊→ブルュッセル→ブルージュ1泊→ブリュッセル2泊→アムステルダム2泊→機中泊→日本
ベネルクス3国と言ってもメジャーなのは、オランダとベルギーの2国。この2国を8日間で回るハンディなプランです。オランダの首都アムステルダム、ベルギーの首都ブルュッセルに行くのはもちろんですが、ベネルクス3国の都市の中で必見中の必見ブルージュに訪問。しかも宿泊しているのが、大きなポイントです。

ベルギー発祥のフリッツ(フライドポテト)に挑戦

水の都ブルージュは中世の景観をそのまま残す美しい街です。この街を訪問するためだけに、ベルギーに行ってもいいくらい素晴らしい場所です。日中のブルージュは観光客が多いので、宿泊し、夕方、夜、早朝など、観光客の少ない時間帯の町歩きが大切です。そのためにブルージュの滞在はマストになります。

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やはり3国周遊したいのなら、このパターン

グルント地区(ルクセンブルク)

日本→アムステルダム2泊→ブルュッセル→ブルージュ1泊→ブリュッセル2泊→ルクセンブルク1泊→機中泊→日本
これぞ、ベネルクス3国の王道コース。日本からはKLMオランダ航空などの欧州系航空会社を利用。アムステルダム滞在中は郊外の小さな街や村を訪問するのもおすすめです。その中でベストなのが世界遺産の風車群のあるキンデルダイクです。また、アムステルダムからブルージュへの移動日にアントワープに立ち寄るのもいいでしょう。アントワープはベルギーの古都。フランダースの犬の舞台の町で、感動的なシーンに登場するノートルダム大聖堂など数多くの見どころがあります。

ライトアップのグランプラス(ブリュッセル)

ルクセンブルクは他の2国に比べると地味な印象ですが、首都ルクセンブルクの旧市街は世界遺産に指定されています。1泊だけでも十分楽しめるのも魅力です。

オランダ1か国ツアーならこんなコースも

キンデルダイクではサイクリングも楽しい。

日本→機中泊→アムステルダム→ロッテルダム1泊→デルフト1泊→アムステルダム2泊→機中泊→日本
オランダ1か国をコンパクトに周遊するのなら、こんなコースも考えられます。日本からは夕方または夜発の乗換便を利用。翌日午前にアムステルダム空港に到着。アムステルダムのスキポール空港には新幹線や特急列車も乗り入れています。空港駅からロッテルダム行きの列車に乗れるのが便利です。オランダ第2の町ロッテルダムの最大の見どころは郊外にある世界遺産の風車群、キンデルダイクです。18世紀の風車が約19基残っています。これだけの規模はもちろんオランダ最大規模です。キンデルダイクへは、ロッテルダムからローカルバスを利用します。海外でバス利用はハードルが高いですが、この路線は簡単。降りる場所は風車が見えたところで降りればいいので。

ザーンセ・スカンスは風車の名所でもあります。(オランダ)

デルフトはこの町生まれの画家フェルメールの傑作「デルフトの眺望」さながらのチャーミングな運河の町です。フェルメールはこのデルフトで生涯を過ごしました。
アムステルダム2泊の間に郊外の小さな村に行くのもいいでしょう。村全体が博物館のようなザーンセ・スカンスはメルヘンの世界に飛び込んだような村です。

文化の交差点ベルギー、ルクセンブルク、アルザス

ドイツの香りがするストラスブール(フランス)

日本→機中泊→ブルュッセル2泊→ルクセンブルク1泊→ストラスブール1泊→パリ1泊→機中泊→日本
ヨーロッパの2大民族、ゲルマン民族とラテン民族は対立を繰り返してきました。このコースはその中間地点エリアを周遊。2つの民族が融合した姿を見てみるというのがコンセプトです。20世紀終わり、2度と戦争が起こらないようにと、EUが生まれました。その主要機関のある町こそこのコースで周遊する町なのです。EU本部のあるブリュッセル、EU裁判所のあるルクセンブルク、欧州議会のあるフランス・アルザスのストラスブール。この3都市は民族文化融合の象徴でもあります。

アルザスワイン街道のコルマールはぜひとも立ち寄りたい(フランス)

アルザスのストラスブールはフランスにありながらドイツの雰囲気をもつ町です。かつてはドイツ領になっていた時期もありました。
ストラスブールからアルザスワイン街道の小さな町や村を周遊するプランを追加するのもいいでしょう。

豪華古城ホテル滞在 ベルギー、オランダの旅

シャトーダッソンビルはベルギーで大人気の古城ホテル

日本→ブルュッセル1泊→ナミュール→アルデンヌの古城めぐり→アルデンヌ地方1泊→ブルージュ1泊→ブリュッセル1泊→アムステルダム2泊→機中泊→日本
定番のコースにアルデンヌ地方の古城めぐりなど、ベルギーのワロン地方を追加したコース。フランス語圏のベルギー、ワロン地方は、ブルージュやブリュッセルとは全く違う表情を持っています。ベルギーはオランダ語圏のフランドル地方と、このワロン地方の2つのエリアに行かないと、意味がありません。交通の便の良くないワロン地方の観光は日本語ドライバー付きの専用車を利用します。

アンヌヴォワ城はチューリップが満開(ワロン地方/ベルギー)

ワロン地方には古城ホテルがたくさんあります。その中でも人気なのが広大な敷地を持つ本格的な古城ホテル「シャトー・ダッソンビル」で、このコースはその古城ホテルに滞在します。17世紀のこの古城ホテルは太陽王ルイ14世の命により設計されたと伝えられています。

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(おすすめ)オーベルジュ滞在 ベネルクス3国の旅

修道院ビールにトライ(オルヴァル修道院/ベルギー)

日本→機中泊→ブルュッセル→ブルージュ1泊→ブリュッセル1泊→ナミュール→アルデンヌの古城めぐり→デュルビュイ1泊→ブイヨン→オルヴァル修道院→
アムステルダム2泊→機中泊→日本
ベネルクス3国周遊の基本パターンに2日間ワロン地方の観光を追加。日本語ドライバーの専用車の観光でワロン地方をじっくり観光します。アルデンヌ地方の古城めぐりや、ブイヨン、トルニーなどのベルギーのかわいい小さな町や村を周遊します。また、修道院ビールとして有名なオルヴァル修道院も訪問し、修道院内にあるビール博物館も見学します。

また、このコースのハイライトの1つがデュルビュイです。アルデンヌの深い森にある世界一小さなこの町は石畳の小道、石造りの家々はまるで絵本の世界から抜け出たようです。また、この町はグルメ・レストランが軒を連ねるグルメ・タウンでもあります。もちろんデュルビュイの滞在はオーベルジュ。私のおすすめは「ル・サングリエ・デザルデンヌ」です。ぜひこのオーベルジュに泊まってください。

 

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