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【おすすめ】バルト三国の観光地7選!150カ国訪問の旅のプロが厳選

バルト海の秘境、キフヌ島へも訪問しました!

今まで幾度となく旅をしてきた私ですが、実は初めて一人旅をしたのがエストニア、ラトビア、リトアニアのいわゆるバルト三国と言われる国々。期待に違わない童話の世界のようにオシャレで可愛らしい街並みと治安の良さ、そして食事の美味しさは、実は女性の一人旅にもピッタリ!そんなこともあって近年人気急上昇中のバルト三国の国々ですが、今回は実際に私が訪れて素晴らしいと感じた観光地を7つに絞ってご紹介していきたいと思います。

可愛い街並みが広がるタリン(エストニア)

石畳が続くタリンのオシャレな街並み

バルト三国で最も北に位置し、フィンランドからフェリーでたった2時間という距離にあるエストニア共和国。その首都であるタリンは私たち日本人にはあまり馴染みのない街ですが、まるでおとぎ話のような中世の建物や石畳の道が残る美しい場所です。

聖オレフ教会から望むタリンの景色。本当におとぎ話の世界のよう。

街自体はそこまで大きくなく、歩いての観光が十分に可能。坂道が多いタリンの街歩きは少々体力を使いますが、それすら気にならないほど可愛らしい街並みに癒されるはず!街のシンボルである聖オラフ教会は、16世紀には世界で1番背の高い建物でした。250段を超える狭く急な階段を登ると、そこには旧市街を見渡せる展望台が。普段運動をしない私のような人間はまず間違いなく筋肉痛になるしんどさですが、それでも登る価値あり!街歩きをしている時とはまた違った角度から見るタリンに感動します。

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伝統が息づく「生きた博物館」キフヌ島(エストニア)

歓迎のダンスをしてくれたキフヌの女性たち!

伝統文化の残るエストニアの小さな島、キフヌ島。わずか16㎢ほどしかないこの島は世界無形文化遺産にも登録されていて、女性たちが「クルト」と呼ばれる伝統的な赤い縞模様のスカートを身に着けることで知られています。ここキフヌ島に残る伝統衣装や音楽、手工芸品などは元々エストニア本土にもあった文化。それが時代と共に忘れ去られ、今ではこの地にだけ残る特別なものになりました。

夏は観光業に勤しんで冬にこのスカートを作るそう。色とりどりで可愛らしい。

とは言っても、キフヌ島の人々も流石に昔のように毎日そのスカートを身に着けているわけでもないようで、日本でいうところの着物のように、特別な日に履くものとして姿を変えています。私が訪れた際、言葉が通じないながらも伝統的な歌や踊りで温かく歓迎してくれたキフヌの女性たち。「生きた博物館」を体感しにキフヌまで足を延ばしてみては?

一度見たら忘れられない!十字架の丘(リトアニア)

リトアニアの郊外に突如として現れる迫力満点の十字架の丘

リトアニアの北部に位置する巡礼地、「十字架の丘」をご存知でしょうか。その名の通り、大小さまざまな十字架が建ち並び丘を形成している、ちょっと異様な観光地です。驚くべきはその数。百本や千本なんてものじゃありません。日に日に増え続けるおびただしいほどの十字架たちは今ではなんと10万本を超えるとまで言われており、一度見たら忘れられない強烈な印象を私たちに与えます。

どこを見ても十字架だらけ。これだけの数をどうやって数えたのだろう・・・

元々、ロシアの植民地であったリトアニア。この十字架の丘は、独立戦争で戦死したリトアニア人の家族が、死者に祈るために十字架を建てたことが始まりと言われています。一見すると不気味で、夜なんて絶対足を運びたくない雰囲気ですが、「もう二度と同じような悲劇を繰り返してはならない」という強い想いを私たちに訴えかける、平和の象徴とも言うべき丘なのです。

豪奢なお部屋は圧巻!ルンダーレ宮殿(ラトビア)

広大な敷地を有するルンダーレ宮殿。公爵の贅沢ぶりが伝わってきます。

18世紀クールランド公爵のために建てられたというルンダーレ宮殿。「バルトのベルサイユ」とも称されるバロック様式の美しい宮殿は、ラトビアの人気観光地の一つとなっています。ルンダーレ宮殿の面白いところは、1室ごとに部屋のコンセプトが違うこと。最も煌びやかで美しい黄金の間をはじめ、真っ白に統一された白の間、壁一面薔薇色で統一された「春」や「花の神」がテーマの薔薇の間・・・などなど、見応えたっぷりで飽きずに見学出来るはず!

メインの黄金の間。天井に描かれた天使の絵が壮観。

私が行ったときはちょうど開園してすぐだったこともあってか、ほとんど他の観光客に遭遇せず、マイペースにのんびり回れたのも良かったです。庭の手入れも行き届いていて、敷地内にはオシャレなレストランまで。一見の価値ありのオススメスポットです!

バルト海の真珠、リガ(ラトビア)

聖ペテロ教会から見下ろすリガの街。ここはエレベーターがあるので楽ちん。

「バルト海の真珠」「バルトのパリ」など輝かしい別名を持つラトビアの首都リガ。旧市街の街並みはドイツ統治時代の名残から中世ドイツの雰囲気を感じさせ、ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。「ドイツ」なのに「パリ」かよ!とは思いますが、「パリ」は美しさの象徴なんでしょうか・・・リガは主要な観光スポットがコンパクトにまとまっているため、少ない日数でも満足度の高い旅が可能!世界で4番目に大きいパイプオルガンが置かれているリガ大聖堂でその演奏を聴いたり、博物館やコンサートホールに行くのも一興です。

北欧らしい色使いと模様が素敵なリガのウール製品!

またリガはウール製品の生産が盛んで、土産物屋に行くと必ずと言っていいほど可愛らしい民芸品やストールなどが売られているので、お土産選びにも苦労しないはず。

欧州最大級の旧市街が残る街、ヴィリニュス(リトアニア)

ゲディミナス城からの眺め。他の2都市と違って突き抜けるような塔が無い

三国の首都の中で唯一海に面しておらず、ドイツの影響をあまり受けなかったリトアニアの首都ヴィリニュス(ビリニュス)。他の2都市に見られるドイツらしい背の高い塔はこの街では見られず、その代わり丸みを帯びた優しい印象を受ける建物が多く目立ちます。

ギリシャ神殿のような大聖堂。繊細な彫刻を堪能したい。

他の都市と比べると面積も大きく、ヨーロッパ最大の規模を誇る旧市街。その分多く歩く必要がありますが、ギリシャ神殿を彷彿とさせる大聖堂や、長い坂道を上った先にあるゲディミナス塔などなど、歴史的建造物も多く残されており、魅力も満載!美味しいレストランもたくさん軒を連ねているので、食事の心配は無用です。基本的に他のヨーロッパの国に比べ物価も安いので、手頃な価格でお土産を揃えられるのも嬉しいポイントです。

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必見!杉原千畝記念館で歴史を学ぶ(リトアニア)

杉原記念館の一角。他にも様々な展示や映像を見ることが出来る。

最近はメディアなどでも取り上げられるので日本でも有名になってきている「杉原千畝」。第二次世界大戦中ユダヤ人を救うために、外務省の命令に背いてビザを発給し続けた正義の外交官です。彼は来る日も来る日もビザを書き続け、自分がリトアニアを離れるその瞬間まで、ユダヤ人に「命のビザ」を発給しました。

ユダヤ人を救った「命のビザ」。腱鞘炎になりながらもビザの発給を続けた。

彼に救われたユダヤ人はおよそ6000人になるとも言われ、当時彼が駐在していたリトアニアのカウナスという町には、のちに彼の偉業を讃えた記念館が創られました。
「杉原千畝は凄い人」というのは事実として知っていましたが、実際に記念館に展示された救われたユダヤ人の話を読んでいると、同じ日本人として誇らしい気持ちになるから不思議です。リトアニアに行くなら必ず寄りたいスポットです。

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