失敗しないクロアチアツアーの選び方 その3(ボスニア・ヘルツェゴビナとのコンビ)

スターリ・モスト橋から眺めるモスタール

クロアチアとのコンビで人気の高いものの1つがボスニアとの組み合わせです。人口の50%弱がイスラム教徒というボスニア。正教やカトリックなど、さまざまな宗教も同居する国です。クロアチアの隣の国なのに全く違う雰囲気。これこそ、クロアチア、ボスニアのコンビネーションツアーの最大の魅力なのです。東西文化の接点サラエボ、世界遺産のモスリムの町でオスマン時代の橋が有名なモスタール(モスタル)の2大観光スポットにはぜひとも訪問したいものです。

ボスニアの基本情報

サラエボの旧市街にて

ボスニアの気候

夏でも平均気温は20度前後。朝夕は長袖が必要なほど肌寒い気候です。薄手のセーターも持っていく方がいいかもしれません。冬は平均気温0度前後。なにしろサラエボは冬季オリンピックが開かれた町なのですから。首都のサラエボでも50cm以上の積雪があります。旅のベストシーズンは4月下旬から10月中旬と考えてください。

ボスニアへの行き方

ボスニアの首都サラエボには、ターキッシュエアライン、カタール航空、エミレーツ航空が1回乗り換えで就航しています。欧州系ではルフトハンザ航空、オーストリア航空が比較的便利です。モスタールからクロアチアのドブロヴニクまでは車で3時間ほど。ドブロヴニクまで行くとボスニアはかなり近いです。そもそもクロアチアのスプリットからドブロヴニクまで車やバスを利用するとボスニアの国境を越えます。入国検査は特にないですが、クロアチアだけを周遊するだけの旅でも、ボスニアに行ったことになります。

ボスニアのお役立ち情報

ボスニアの戦争終結から20年以上経過し、治安やインフラは回復しました。普通の観光で被害に遭う可能性はないですが、戦争時の地雷は完全に撤去されていません。ドクロマーク、草むら、廃墟などにはむやみに近づかないように。また、知らない人と戦争の話は避けた方が無難です。サラエボやモスタールではスリや置き引きの被害の事例が多くあります。ポケットやリュックサックからいつの間にか抜き取られたというのも多いので注意してください。

クロアチア、スロベニア、ボスニア3国周遊が一押し

レストランのスタッフ(モスタール)

(1)クロアチア、スロベニア、ボスニア3国周遊
日本→機中泊→リュブリャナ2泊(ブレッド湖訪問)→ザグレブ1泊→プリトヴィツェ湖群国立公園1泊→スプリット1泊→ドブロヴニク2泊→サラエボ1泊→機中泊→日本
人気のゴールデンパターンの基本形。ドブロヴニクからサラエボへの途中、モスタールにも必ず立ち寄ってください。

チップをもらうために橋から飛び降りようとする男(モスタール)

(2)クロアチア、ボスニア2国周遊
日本→機中泊→ザグレブ1泊→プリトヴィツェ湖群国立公園1泊→ザグレブ→ドブロヴニク2泊→モスタール1泊→サラエボ1泊→機中泊→日本
クロアチア、ボスニア2国周遊ならこのプランが一般的。モスタール(モスタル)で1泊するのがポイント。小さくて可愛い街ですが、人が少なくなる朝や夕方の風景がいいのでモスタールは日帰りではなく、宿泊するのが楽しいです。中でもオスマン風の伝統的な住居をホテルにしたプチホテル滞在をおすすめします。

世界遺産メフメット・パシャ・ソコロヴィッチ橋(ヴィシェグラード)

(3)ボスニア中心ツアーにクロアチアを追加
日本→機中泊→サラエボ1泊→ヴィシェグラード1泊→モスタール1泊→ドブロヴニク2泊→機中泊→日本
ボスニアの民族構成はモスリム44%、セルビア人31%,クロアチア人17%です。モスリム人の町モスタールと、3民族が住むサラエボだけ訪問ではこの国を理解したことにはなりません。ぜひともセルビア人の町も訪問してください。その代表的な町がヴィシェグラードです。ノーベル文学作家イヴォ・アンドリッチの傑作「ドリナの橋」の舞台の街で、世界遺産の橋もあります。

 

ペンギン案内人7号/川崎 真弘

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