チェコ プラハ近郊の町6選 足を延ばして訪れたい美しい田舎町

プラハタワーから見下ろすカレル橋
街角に出現するカフェもかわいい。

街角に出現するカフェもかわいい。

中欧旅行の人気3都市、ウィーン、プラハ、ブダペスト。教会や重厚な石造りの建物をみてまわり、王宮を観光して、カフェでお茶をして、観光の合間におみやげを物色して・・・首都だけを駆け足でまわる旅もアリですが、のんびりと田舎をまわり、ゆっくりと呼吸する旅も何よりの贅沢です。せっかくなら首都から少し足をのばして、小さな田舎町に出かけてみませんか?心を癒すプラハからの小さな旅にご案内します。

旧市街全体が世界遺産チェスキークロムロフ

「眠れる森の美女」と称されるチェスキークロムロフ

「眠れる森の美女」と称されるチェスキークロムロフ

プラハからバスで片道約3時間。森の深い緑とオレンジ色の屋根が織りなすその町は、その美しさから「眠れる森の美女」と称されています。13世紀にチェスキークロムロフ城が築かれ、16世紀まで町は手工業と交易で繁栄を極めました。お城から町を見下ろした後は、中世の面影をそのまま残した小さな町を、気の向くままに歩いてみましょう。おとぎの国のようなかわいいお店やおしゃれなカフェに遭遇できるはず。

レンガに見えます?見えますよね・・・

レンガに見えます?見えますよね・・・

ここチェスキー・クルムロフ城の外壁には、城としては珍しい「だまし絵」もあります。お金がないので増改築はできないのですが、立派な壁だと思わせたいがために、レンガ風の絵でごまかそう!という城主の涙ぐましい努力の跡なのです。これは必見です!

牧歌的な風景に癒されるホラショヴィツェ

素朴でかわいらしいモチーフの家々が並びます。

素朴でかわいらしいモチーフの家々が並びます。

ホラショヴィツェは、チェコの南ボヘミアの田舎にあるとっても小さな村です。ここでしか見ることができないユニークでかわいらしい建物が残る村が、世界遺産に登録されています。建物の多くは18世紀から20世紀に建てられたもので、パステルカラーの壁や切妻屋根が絵本の中から飛び出してきたようなかわいらしい風景を作りだしています。

どこか控えめな感じがかわいいです。

どこか控えめな感じがかわいいです。

この村は歩いても10分程度で一周できてしまいそうなほどの小さな小さな村で、建物の数自体は昔から変わっていないそうです。離れの穀物倉庫、民家、鍛冶屋、居酒屋が2軒、小さな教会が1軒・・・変わらないって素敵ですね。
人口160人ほどのメルヘンチックなこの村は、観光客の少ない言わば穴場スポット!都市部の喧騒に疲れたら、こうした村に足を運んでみるのもオススメです。

立ち寄って1杯!チェスキーブディヨヴィッツェ

南ボヘミア最大の町ですがどこかのんびりとした雰囲気

南ボヘミア最大の町ですがどこかのんびりとした雰囲気

ボヘミア王国の王立都市として建設されたチェスキーブディヨヴィッツェは、16世紀には塩の取引や銀の集積所として栄え、パステルカラーの美しいバロック様式の建物が並ぶ町です。

工場見学のあとのできたてのビール。たまりません!

工場見学のあとのできたてのビール。たまりません!

そして、ここは知る人ぞ知るビールの町!町の名前を冠した「ブディヨヴィツキー・ブドヴァル」は、チェコ中で愛飲されるようになり、今や世界50か国以上で愛されるビールとなりました。あのアメリカのバドワイザーの名前もここを由来としています。旧市街の北にはビール工場があり、製造過程を見学することができるので、是非できたてのビールも味わってみてください!

これはお菓子の家ですか?!テルチ

個性的なのにどこか統一感がある佇まい

個性的なのにどこか統一感がある佇まい

テルチの一番の見どころは「ザハリアーシュ広場」。町の中心部になります。旧市街のメインゲート「ホルニー門」を抜けると、目の前に広がるマカロン色?とでもいうべきパステルカラーの家々。思わず「うわぁ…。」と声が漏れてしまいます。今まで見たこともないような何とも可愛らしい景色なのです。テルチの町は16世紀の大火で甚大な被害を受けました。そのとき復興にあたった領主が、広場に面したすべての家の高さをそろえ、ルネサンス様式か初期バロック様式にするよう命令し、これほどまでに統一された広場ができあがったそうです。

おすすめフォオスポット、ウリツキー池に映るテルチ城

おすすめフォオスポット、ウリツキー池に映るテルチ城

テルチの可愛らしい建物の一階部分は、レストランやお土産物屋さんが連なるアーケードになっていて、ぶらぶらと街歩きするにはもってこいです。テルチのかわいい家々を模したマグネットや陶器の置物などがお行儀よく並んでいます。お土産用に、自分用にといくつでも買ってしまいそうです(笑)。

広大な草原にポツンとたたずむ教会、ゼレナーホラ

さわやかな風が吹き抜ける、聖ネポムツキー巡礼聖堂

さわやかな風が吹き抜ける、聖ネポムツキー巡礼聖堂

ゼレナーホラは、チェコ語で「緑の山」。その名の通りの小高い丘の上にポツンと佇んでいるのが「ネポムツキーの聖ヨハネ巡礼教会」です。1994年にユネスコ世界遺産に登録されています。そよそよと風になびく草原にぐるりと囲まれた教会。一歩中に入ると、光が多く取り込まれた真っ白い壁が目にまぶしく、ステンドグラスの光がゆらゆらと揺れています。天井には聖人の舌の形をしたモニュメントが。一風変わった教会なのです。

独特な雰囲気の内装

独特な雰囲気の内装

祀られているネポムツキーの像は、チェコの川沿いなどでよく見かける人気の聖人です。プラハのカレル橋にもいて、像の下にあるレリーフに触ると幸せが訪れるともいわれています。ここ、ゼレナーホラは、アクセスが良いとはいえない場所なので、訪れる人も多くはありません。密を避けた穴場スポットともいえる世界遺産です。

人生観を変えるほどの衝撃、クトナーホラ

すべて人骨で作られたシャンデリア

すべて人骨で作られたシャンデリア

最後にご紹介するのは、人骨教会のある町。骨で飾られた墓地教会で有名なクトナーホラです。この教会の内部はシャンデリアにいたるまで人骨で飾られていて、なんと約4万人分の骨が使われています。一歩足を踏み入れた瞬間、驚きに声を失う感覚、その迫力・・・。実際に目にした者しか味わえない何かがそこにはあります。恐怖と感じるか、荘厳さを感じるか・・・。

堂々とした佇まいの聖バルバラ大聖堂

堂々とした佇まいの聖バルバラ大聖堂

クトナーホラは、ちょっと怖いイメージだけではなく、旧市街を歩けばカラフルな家と石畳が続くかわいらしい町です。伝統的なチェコ料理と地ビールが味わえるレストランや、400年かけて建築された聖バルバラ教会など見どころも満載。プラハからは列車で約1時間の距離なので、気軽に足を延ばしてみてください。

 

ペンギン案内人36号/山本 みな

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