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【おすすめ】トルクメニスタン驚きの観光スポット5選!

アシハバートの奇妙な建造物の一つ、屋内観覧車の「ALEM(宇宙)」

海外旅行の行き先で、ここ2~3年、急にトレンドに上がってきた中央アジアですが、その中でも特に驚きの連続なのがトルクメニスタン。特に5つの驚くべきスポットをご紹介します。
まずは唯一の近代的大都会にして首都のアシハバート(アシガバート、アシガバット)。
次に国土に広がるカラクム砂漠の荒野にある、世界中から観光客が訪れる神秘の絶景2つ。それはヤンギ・カラと「地獄の門」です。
そして砂漠に広がる世界遺産のクフナ・ウルゲンチ遺跡とメルブ遺跡。メルブは中央アジア最大の遺跡です。

ホーチミン
面積 48万8,000平方キロメートル(日本の1.3倍)
人口 610万人(2021年:国連人口基金)
首都 アシガバット(Ashgabat)
民族 トルクメン系(76.7%)、ウズベク系(9.2%)、ロシア系(6.7%)、カザフ系(2.0%)等
言語 公用語はトルクメン語(テュルク諸語に属し、トルコ(共和国)語やアゼルバイジャン語に近い)。ロシア語も広く通用。
宗教 主としてイスラム教スンニ派
通貨 両替:通貨単位はマナト(Manat)で、補助単位にテネシ(Tennsi)があります。
日本からアメリカドルやユーロの小額紙幣を持って行き、現地空港の両替所やホテル等で交換します。
アメリカドルはホテルや商店でそのまま利用できる場合もあります。クレジットカードは使用できない場合が多いです。
時差 日本との時差は-4時間 (日本が正午のとき、トルクメニスタンは8:00)

あくまで白く整然と作られた首都アシハバード

白く整然と建てられた巨大なビル群と周辺に遠望出来る奇妙な建物が夜は輝く

アシハバードは、広大な砂漠や日干し煉瓦の家々など赤茶色や黄土色ばかりの中央アジアの中では別世界。外壁を白い大理石張りに統一された巨大なビル群はあくまで白く、道路の幅はとても広く、歩道や緑地帯も広々と整備され、街全体が整然と威容を誇っています。しかもときどき奇妙な格好の巨大な建物が現れ、これらが夜には五色の色彩に照らされます。
この真っ白で人工的な街の無機質さは驚嘆もので、そこに生きた人間の営みを感じさせないほどです。

アシハバートの郊外にある世界遺産ニサ遺跡(紀元前3世紀~後3世紀)

しかし、そんなアシハバードの郊外には紀元前3世紀から3世紀に栄えたパルティア王国の都市、ニサ遺跡があり、この地の歴史を感じさせてくれます。パルティアはイラン高原を支配した遊牧民族の国。王の建物だった「旧ニサ」と一般民の居住区だった「新ニサ」が少し離れてあります。

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奇跡の大地、炎の渓谷、ヤンギ・カラ

ポキっと折れそうな岩の上から恐る恐るヤンギカラの絶景を見るボク

日本より少し広いトルクメニスタン。その大半を占める広大なカラクム砂漠が西のカスピ海に尽きる少し前に奇跡の大地、ヤンギ・カラがあります。
太古の昔、海底だった大地が隆起し、石灰岩が風雨に浸食されてできた地形で、200mほどの高さの段丘が巨大な渓谷を成しています。
地層の赤さと雨水に浸食された襞のような模様で、大地が赤く燃え広がる炎のような姿に見え、台地の上からは、360度、地平が丸く感じる地の果てまでその縞模様が果てしなく連なっていることを見渡せます。

ヤンギカラは赤色の岩石が燃え広がる炎のように見え「炎の渓谷」と呼ばれる

カスピ海に面したトルクメンバシの町から4輪駆動車で3時間あまり、カラクム砂漠とラクダやヒツジが草を食んでいる広大な荒野を、地平線まで続く一本道を走り続けて、カラフルな地層を持つ奇岩群が連なる雄大な大渓谷、ヤンギ・カラに着くことができます。

砂漠の真ん中で天然ガスが炎上し続ける「地獄の門」

「地獄の門」で。炎の熱が毛の無い頭を直射!あっ、あっ、熱い!!

「地獄の門」はカラクム砂漠のど真ん中に陥没した大穴から、天然ガスが吹き出して炎上し続けているという、他では見られない見どころです。
1971年の地質調査で天然ガスに満ちた洞窟を発見。ところが落盤事故で有毒ガスが噴出していることが判り点火したのですが、その後もガスが出続けるので燃焼を止められず、そのまま50年ほども燃え続けているのです。
周辺の住民は炎を上げる直径約90mのこの穴を「地獄の門:Door to Hell」と名づけました。

砂漠の夜、漆黒の闇の中で炎を吹き上げる「地獄の門」

地獄の門の炎は明るい昼間よりも夜、暗くなってから見る方が圧巻で感動的なので、近くで一夜を過ごすのがお勧め。クレーター近くにテントを張ってキャンプをすれば、猛然と吹き上がる炎を眺めるだけでなく、砂漠の頭上に広がる満天の星空とまだ薄暗い地平線に昇る太陽にも感動です。

中央アジア最大の遺跡、世界遺産メルブ(メルヴ遺跡)

紀元前6~7世紀頃に建てられたメルブ遺跡の象徴的存在「キズ・カラ(大)」

トルクメニスタンの南東部に、昔、ペルシャと中央アジアを結ぶシルクロードの中継地として栄えたオアシス都市、メルブ(メルヴ)の遺跡があります。
紀元前6世紀から18世紀にかけて古い町が廃墟になるとその隣に新しい町が造られ、5つの時代にわたって営まれた跡が100km四方という広大な敷地の中に点在して見られます。

12世紀セルジューク朝時代最盛期の王の墓、スルタン・サンジャール廟

遺跡の南西に聳えるキズ・カラ(大キズ・カラと小キズ・カラ)は紀元前6世紀から7世紀に建てられた中心的存在です。
メルブで最も古いエルクカラは紀元前6世紀から4世紀頃のもので、城壁を一番高い所まで登れば遺跡を360度展望できます。
中央部スルタンカラにはセルジューク朝時代最のスルタン・サンジャール廟があり、南方のギャウルカラには世界最西端の仏教遺跡などもあります。

古代ホレズム王国の遺跡、世界遺産クフナ・ウルゲンチ

クフナ・ウルゲンチ遺跡で最大のテュラベクハン廟内部のドーム天井

10~14世紀の約500年間、古代ホレズム王国の都として繁栄したクフナ・ウルゲンチの遺跡は
トルクメニスタンの北端、ウズベキスタン国境近くにある世界遺産です。
遺跡内で最も保存状態が良いものの一つで、また最も大きいのが14世紀に建てられたテュラベクハン廟(トレベクハニム廟)です。内部のドーム天井は、青いイスラム独特のモザイクが美しいです。これは24時間を表す12個の天窓と1年の月日、時間を表しています。

クフナ・ウルゲンチ遺跡にそびえ立つクトルグ・ティムール・ミナレット

11~12世紀頃に造られた中央アジアで最も高いクトルグティムールミナレット、ホラズムの第4代国王イルアルスランの廟、13世紀前半に建立されたスルタン・テケシュ廟、ホラズム王国を滅ぼしてその地を統治したモンゴルのハーン、シェイク・セイト・アフメットの廟など、歴史的建造物が残っています。

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まとめ

中央アジアのトルクメニスタンは、世界で最も閉ざされた国の1つと言われています。
「中央アジアの北朝鮮」といわれるこの国のリーダーは、世界最悪の独裁者の一人に数えられるほどです。
そんなベルディムハメドフ大統領が、トルクメニスタンの代表的な観光名所「地獄の門」について、閉鎖を指示しているニュースが2022年1月にCNNなどの海外メディアで報じられました。
コロナ禍の現在は、入国制限が特に厳しいトルクメニスタンの観光旅行は難しいですが、海外旅行好きの方にはアフターコロナでいち早く訪れた方が良い場所の一つになるでしょう。

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