ウズベキスタン駐在員が語る、サマルカンドの魅力とは・・・

ため息が出るほど素晴らしいティラカリ・メドレセ天井

ウズベキスタンのサマルカンドに住んでおりました伊藤と申します(現在コロナ感染拡大の影響で一時帰国中です)。サマルカンドは以前行った旅行と今回の駐在とを含め、3度の滞在経験があります。インスタ映えする青の絶景が見られ、シルクロードのロマンあふれる街として定番の旅行先になりつつある都市ですが、写真だけでは伝わらない魅力が盛りだくさん!ここではまず知っておきたい必見の見どころ情報や穴場スポット、現地で体験したいユニークな文化を余すことなくご紹介します。

サマルカンドの基本情報

市民に人気のお店でいただくサマルカンドプロフ

サマルカンドの気候

サマルカンドを含め、ウズベキスタンの気候は典型的な大陸気候です。夏と冬の寒暖差が大きいのが特徴で、そのため旅行に適したベストシーズンは春と秋になります。夏は気温が40度近くにまで上がる酷暑で、とにかく直射日光が厳しいため、帽子やサングラス、日焼け止めグッズは必須です。ただ極端に空気が乾燥しているため日陰に入れば涼しく感じ、数字から想像するほど不快ではありません。冬は氷点下まで気温が下がり、雪が降ることも。

サマルカンドへの行き方

サマルカンドへはウズベキスタンの首都タシケントへ航空便で向かい、陸路で入るのがメジャーなルートです。タシケントへは春から秋に限りウズベキスタン航空が成田から直行便を飛ばしています(週1~2便)。ソウル経由の大韓航空やアシアナ航空であればさらに本数が多く、便利です。タシケントからサマルカンドへは列車が便利で、最速のアフラシャブ号なら約2時間半の距離。バスや乗合タクシーもありますが、列車より遅く安全面でも劣ります。

サマルカンドのお役立ち情報

この街で食べたい料理がサマルカンドプロフ。炊き込みご飯プロフは、ウズベキスタンの日常食としても宴会や祭りの場でも人気で、地域により具材や味付けが異なりますが、この街の人々はサマルカンドプロフこそ一番と口を揃えます。もう一つの彼らの誇りがサマルカンドナン。ナンとはウズベク人の主食の平らなパンで、ナンの王様とも呼ばれるサマルカンドナンは厚みがあり硬くて重いのが特徴。またこの国はイスラム圏ながらお酒に寛容で、サマルカンドには国内最古のワイナリーがあり試飲も楽しめます。

サマルカンドの魅力

サマルカンドのシンボル、レギスタン広場

サマルカンドの歴史はとてつもなく古く、紀元前10世紀頃からオアシス都市として発展してきましたが、13世紀にモンゴル軍の攻撃を受けほぼ壊滅状態に。その後この街を見事に甦らせたのは、14世紀に生まれた英雄ティムールです。彼は広大な帝国を築き上げましたが、その都となったのがこのサマルカンド。ティムールが築いた巨大なビビハニム・モスクや、ティムール一族が葬られているグル・アミール廟とシャーヒズィンダ廟群は貴重な遺産です。

青の霊廟たちに圧倒されるサマルカンドのシャーヒズィンダ廟群

この街のシンボル、レギスタン広場が完成したのはティムールの死後。世界遺産にも登録されているこれらのイスラム建築は、鮮やかな青色ときめ細かなタイル装飾が印象的で、その美しさに惹きつけられること必至です。また観光客でにぎわう見どころ以外にも、路地裏へ入るとローカルモスクや教会、シナゴーグといった、地域住民にとって大切な信仰の場があります。ガイドブックにはあまり載っていませんが、ぜひのぞいてみたいもの。

スザニで有名なウルグットバザール

シルクロード交易の面影を感じる賑やかなバザールも必見です。最も有名な市場シヨブバザールでは、みずみずしい野菜や果物、カラフルなドライフルーツ、そして民族衣装や美しい陶器など旅情溢れる品々が目に飛び込んできます。また郊外の町ウルグットのバザールは、この国の伝統工芸で鮮やかな刺繍スザニのお店が多いことで有名。テーブルクロスやバッグなどの小物もあり、お土産に最適なお気に入りの一品が見つかること間違いなしです!

 

ペンギン案内人23号/伊藤 卓巳

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