未知なる聖地 チベット旅行の楽しみ方

五体投地する人たち

海外旅行が自由になり、今では殆どの国が日本国籍であればビザ無しで行けるようになりました。しかし、今でも事前の申請やビザが必要であったり、現地での行動が規制されている国もあります。その一つが中国チベット自治区です。
チベットの中心地ラサは、富士山とほぼ同じ標高であり、チベットの旅行は高山病との闘いとも言えます。
制限があり、高山病の恐れもある、それでも人々はこの聖地への憧れを止めることができない。まるで異世界、もしくは天国のようなチベットへの旅行はあなたの人生を変えてくれるかもしれません。

チベットの基本情報

チベットの民族衣装

チベットの気候

3500m以上の高地がほとんどのチベットでは、昼夜の温度差が非常に激しく時には10℃以上気温が変わる場合もあります。晴れていれば日差しが非常に強く、サングラスや日焼け止め、帽子が必須です。日中日差しがある場合は半袖でも大丈夫ですが、日が落ちると急激に寒くなるので厚手の洋服も必須です。

チベットへの行き方

成都や西寧まで飛行機で行き、そこから国内線に乗り換えるか、電車でアクセスする方法があります。同日に乗り継げない場合もありますので、その場合は中国本土で一泊するのが良いでしょう。
国内線はチベットのラサまで飛んでおり、短時間でアクセスすることが可能ですが、急に高度が上がるため高山病のリスクが高くなると言われています。列車で向かう場合は、時間はかかりますがゆっくりと高度が上がっていくため、体が高度に順応していきやすいでしょう。

チベットのお役立ち情報

チベットでは、無理をしないということが非常に大事になってきます。高山病を避けるには、昼寝をしない、無理な運動を避ける、深い呼吸を心掛ける、こまめに水分摂取、禁酒禁煙などを守りましょう。しかし、高山病になったからと言って過剰に心配する必要はありません。いつもより酸素量が少ないので、軽い頭痛や倦怠感が起こるのは、ある意味普通のことです。
チベットのホテルには大抵酸素ボンベの用意があるので、しんどくなったらガイドさんやホテルのスタッフに相談すれば大丈夫。チベットでは高山病は普通のことなのです。

空に一番近い聖地で、色の洪水に溺れる

チャクポ・リ(薬王山)

チベットを旅する上で忘れて欲しくないのが、ここはチベット仏教の聖地であるということです。町を歩けば、そこかしこで五体投地をしている巡礼者を見かけます。そういった巡礼者に迷惑をかけないように観光をして欲しいと思います。
チベットでは、事前に旅程を決めて入境許可証をとる必要があります。現地についてから「やっぱりあそこにも行きたい~」と言ってもできませんので、注意が必要です。また、日中は常にガイド同伴でないと行動ができないので、他の国への旅行とは異なることを事前に肝に銘じましょう。

セラ寺の問答修行

チベットに行ってまず驚くのが町中がとてもカラフルで活気に溢れていることです。真っ青な空に、赤・白・黄色などカラフルな寺院がとても美しく映えています。色鮮やかな民族衣装を身にまとった巡礼者たちは、回すと経典を読んだことになるというマニ車を回しながら寺院の周りを歩き、赤い袈裟の僧たちは大きな声で問答修行に励みます。日本とは全く違う景色なのに、懐かしいような気持ちになるのは何故なのでしょうか。

ヤムドゥク湖

カラフルなのは建物や人々だけではありません。チベットに来たら是非見て欲しいのがヤムドゥク湖です。標高4441メートルの高地にあり、山々を抜けていくと、急にトルコ石色の湖が目の前に広がります。まるで、空がぽちゃんっと落ちてきたかのような錯覚を覚えるほど鮮やかな色の湖と空に挟まれると、心まで澄み渡っていくような気持ちになります。
日本では出会えないような鮮やかな色が溢れるチベットには、いつまでも聖地として美しくあり続けて欲しいと願わずにはいられません。

 

ペンギン案内人18号/大野 史子

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