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【防犯&体調管理】インド観光を安心安全に楽しむ7つの奥義

タージマハルと私
道路のど真ん中に牛。さすがインド!これぞインド!な風景です。

道路のど真ん中に牛。さすがインド!これぞインド!な風景です。

皆さんナマステー!美味しいカレーと奔放な国民性(?)に魅了され、かれこれインドを6回も訪れている中毒者…いえいえインド愛好家の中村です。日頃からインドの魅力を広めたくて仕方ない私は、人に会う度「インドは良い所だよ!行ってみない?」と布教しています(←迷惑)。しかし返ってくるのは「危なそう」「衛生的に心配」といったネガティブな声ばかり。…これは由々しき事態です。なんとしても皆さんの不安を払拭し、一人でも多くの方に「インド、行ってみようかな」という気持ちになって頂きたい!そこで今回はインドを安心安全に楽しむ7つの奥義をお届けします。

【移動】流しのタクシー要注意!事前手配でぬかりなく

デリーの空港を出た瞬間「タクシィ!」「タクシィ!」と呼び込みの声。

デリーの空港を出た瞬間「タクシィ!」「タクシィ!」と呼び込みの声。

インド旅行の最初の難関。それは空港からホテルへ向かう、その移動です。
インドに到着し、ひとたび空港の外に出れば、何十人ものタクシーの運転手たちが我先にと「タクシィ、タクシィッ?」「ヘイ、マダ~ム!」、様々な誘い文句で私たち旅人に声をかけてきます。
さて。そんなタクシー運転手たち、善人ばかりではありません。とんでもない高額を請求してくるケースや、頼んでもいないのに土産店に勝手に寄り道&セールスしてくるケースも。

タクシーって密室だから怖いんですよね。かといって、これに乗る勇気も無い…

タクシーって密室だから怖いんですよね。かといって、これに乗る勇気も無い…

そこで、安全にホテルまで辿り着くためには【予め送迎を頼んでおく】ことがマストです!インターネットを通して個人でホテルを予約した人は、ホテルに直接メールして送迎手配の交渉を。英文メールのやりとりに自信がない人は、はじめから日本の旅行会社で送迎付きインドツアーを予約するのがベターでしょう。

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【対人】その親切、ホンモノ?一度は疑うクセつけて

「ワタシ、日本ニ友達イマス!」優しい声掛けは嬉しいけれど…?!

「ワタシ、日本ニ友達イマス!」優しい声掛けは嬉しいけれど…?!

インドを旅していると、フレンドリーなインド人から声をかけられることがよくあります。異国の地で優しくされたら嬉しくなってしまうのが旅人の性ではありますが…相手がどんなに良い人そうに見えても【絶対に一度は疑いましょう】。なぜなら、その親切の先に危険な事が待っているかもしれないから。
実際、私の友人(20代男性・日本人)は、知り合ったばかりのインド人に飲み物を勧められ、気をよくして飲んだばかりにそのまま深い眠りへ。きっと睡眠薬が入っていたのでしょう。眠りこけている間にクレジットカードを抜き取られていた、という悲惨な経験をしています。

しっかり距離を保ってくれる人には良い人が多い気がする(筆者調べ)

しっかり距離を保ってくれる人には良い人が多い気がする(筆者調べ)

ところで、もちろんインドには心から親切な人もたくさんいます。見極めが難しいけれど、本当に優しいインド人と出逢ったあかつきには、きっと「またインドに来たい!」と思える大満足の旅になることでしょう。

【胃腸】避けるが吉。水と氷はデンジャラス

照り付ける日差し。流れる汗。欲しくなるのは冷たいドリンク!

照り付ける日差し。流れる汗。欲しくなるのは冷たいドリンク!

人口増加と急速な都市化に対して下水処理が間に合わず、未処理の汚水が生活用水に流れ込む。これがインドの水質汚染の現状です。
普段何の疑問もなく蛇口から出る水を飲んでいる私たち日本人は、特に注意が必要です。その感覚のままインドにいくと痛い目に遭います。…ストレートに言ってしまえば、下痢になります。

「NO  ICE!」と言う勇気。これでしっかりリスク回避。

「NO ICE!」と言う勇気。これでしっかりリスク回避。

【水道水】さえ飲まないようにすればいいんでしょ?とお考えのあなた。水道水だけではありません。美味しいジュースにぷかんと浮かぶ、その【氷】。それも結局は水道水から作られています。そのため、インドで冷たいドリンクを飲むときは「No Ice!(氷抜きで)」の一言が大事。あと、【シャワーの水】もうっかり鼻や口から飲み込まないように注意して。しっかりリスクを回避して万全の胃腸で最後まで旅を楽しみましょう!

【病気】シャワーを浴びただけなのに!衛生面に要注意

聖なるガンジス川の沐浴風景。やはりインド人はインドの水に耐性があるのか。

聖なるガンジス川の沐浴風景。やはりインド人はインドの水に耐性があるのか。

とにかく水道水を飲まない。氷は食べない。シャワーの水もうっかり飲まない。インド旅行中、これらの鉄の掟を守り抜いていた私ですが、ある日、予想だにしない展開に見舞われます。…それはインド旅行数日目のある朝のことでした。

目の写真はあまりに衝撃的で掲載できません…代わりに可愛いインド人の子供と★

目の写真はあまりに衝撃的で掲載できません…代わりに可愛いインド人の子供と★

朝、起きようとしても片目が開かない。瞼が重い。「あれ?おかしいな」と思いつつ無理矢理目をこじあけて鏡をみると、そこに映ったのは無残に腫れあがった私の瞼!まるでお岩さんのようでした。その後、滞在ホテルのスタッフたちの勧めもあって、病院へ行くことになりました。
ドクター曰く「どうも水の細菌によるものではないか」とのことで、目薬と飲み薬を処方され、事なきを得ました。それ以来インドでシャワーを浴びる時は、とにかく目をつむる!飲み水だけでなく【目に入る水】にも皆さん是非ご注意ください。

【貴重品】金庫にインor持ち歩く、どちらがベター?

インドに来たら一度は泊まりたい宮殿ホテル!かつては君主や貴族が住んでいた

インドに来たら一度は泊まりたい宮殿ホテル!かつては君主や貴族が住んでいた

インドに限らず海外旅行あるあるな悩み事。それは、パスポート等の貴重品を「ホテルのセーフティボックス(金庫)に入れるか」それとも「肌身離さず携行するか」問題です。
私は基本的に【ホテルの質を見て判断】します。信頼できそうな高級ホテルであればセーフティボックスを使い、庶民派のスタンダードホテルであれば携行するようにしています。

慎重派の私がとうとう見つけた、究極の隠し場所とは…

慎重派の私がとうとう見つけた、究極の隠し場所とは…

携行時も、ひったくられそうなトートバッグは使いません。背後からスリに遭いそうなリュックサックも×。
では一体どこに貴重品をしまうのか?というと、私が見つけた最高の収納場所は【靴の中】。この対策のおかげか、今のところ貴重品を盗まれた経験はゼロです。インドだけでなく、スリが多いと言われるフランス・パリなどでも有効でした!足の臭いが気になる方は、パスポートをビニール袋に入れ、さらに中敷きの下へイン!これで臭い対策もばっちり(笑)。

「ちょっとやりすぎじゃない?」と思われるかもしれませんが、海外旅行では、慎重すぎるくらい慎重になるのが一番。すられてからでは遅いのです!

【支払い】クレジットVS現金、おススメは断然…

可愛い布製品が多く、ショッピングが楽しいインド!

可愛い布製品が多く、ショッピングが楽しいインド!

旅人にとってクレジットカードは必須アイテム。現金を持たずに買い物ができる快適さに加え、ATMを利用して現地通貨を引き出せるキャッシング機能も有難いですよね。
しかし!インド旅行ではカードをあてにしてはいけません!

キャッシュレス化が進む時代ですが…、なんだかんだインドでは現金が安心。

キャッシュレス化が進む時代ですが…、なんだかんだインドでは現金が安心。

まず第一の理由は、カードを店側に託すと、二重決済など不正利用される可能性があるからです。
次に第二の理由は、ATMが壊れていることがあるから。かつて私がインドの田舎町を旅した時、空港や街中のATMがことごとく故障中。カードのキャッシング機能をあてにして現金を持っていなかった私は、しばらくの間、とても不便な思いをしました。というのも地方では、カード対応していない飲食店や商店が多く、現金が無いと旅を存分に楽しめないのです。

以上二つの理由から、インドではとにかく【現金】!これ鉄則!旅の途中で困らないよう、余裕をもった額を用意しましょう。

【香辛料】大事なのは自制心。スパイスは計画的に。

インドでは定食を「ターリー」(南インドではミールス)と呼ぶ。

インドでは定食を「ターリー」(南インドではミールス)と呼ぶ。

インドは言わずと知れたスパイス王国。歴史を遡ると、紀元前のインダス文明の頃には既にターメリック、クローブ、カルダモンといったスパイスを利用していたのだとか。そんなインドに来たからには美味しいスパイス料理をお腹いっぱい食べたくなりますよね。

「ほらほら、美味しそうだろ~?」…って、そんな誘惑に負けないぞ!

「ほらほら、美味しそうだろ~?」…って、そんな誘惑に負けないぞ!

けれども、インド旅行での食事は【腹八~六分目】に留めて!
なぜなら、私たち日本人は本場のインド人と比べて胃腸がスパイスに慣れておらず、欲張ってモリモリ食べると下痢や腹痛を招くことになるから。インドで体調を崩す原因に水や氷がよく挙げられますが、個人的には【スパイスの過剰摂取】【食べ過ぎ】も隠れ要因なのでは?と思います。

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まとめ

ポイントをおさえればインド旅行は怖くない!

ポイントをおさえればインド旅行は怖くない!

…以上、インドを愛してやまない私が、安全で健やかな旅にするためにいつも心がけている7つの奥義でした。皆さんに「インド、行ってみようかな?」と思って頂けたら幸いです。

 

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