世界85カ国を周遊した旅のプロが選ぶ世界のベスト20 その③

夜明けのアブシンベル大神殿
ネパール カトマンズに立つ恐怖の神カーラ・バイラブ像

ネパール カトマンズに立つ恐怖の神カーラ・バイラブ像

26歳のときに初めて日本から船出して以来、30余年で85カ国に旅してきました。行ったことがある国の数を増やそうとしていたわけでもないのに、いろいろ行ったものだと思います。
若い頃はバックパッカーでひとりで歩き回る旅を楽しんでいました。中年になってからはガイドさんに案内してもらうことが多くなりました。
その中で自分なりに良かった所20箇所をご紹介していきます。
(その③では5箇所をご紹介、その①、その②、その④で5箇所ずつ、残り15箇所をご紹介します。)

今は行けないシリア 首都ダマスカスとパルミラ遺跡

世界最古級にして最大級のモスク ウマイヤドモスク

世界最古級にして最大級のモスク ウマイヤドモスク

ダマスカスは、メソポタミア・地中海地域を結ぶ交通の要衝として4千年の歴史を持っています。8世紀初めにはウマイヤド・モスクが建てられ、イスラム第4の聖地として世界中から多くのモスリムが訪れるようになりました。
旧市街には他にもアゼム宮殿、スーク、サラディーン廟、博物館など見所が多く、街の其処此処に長い歴史を実感させるものがありました。
しかし、2011年頃から内戦状態に陥り、現在は観光に行ける状況ではありません。

「イスラム国」に破壊されてしまったパルミラ遺跡

「イスラム国」に破壊されてしまったパルミラ遺跡

シリア随一の観光名所で中東でも有数の遺跡であった隊商都市パルミラ。紀元前1世紀頃からシルクロード交易の拠点として繁栄を極めましたが、273年にローマ軍に敗れ破壊されてしまいます。しかし当時の神殿や列柱は現代まで綺麗に残され、世界で最も美しい廃墟とさえ言われました。特に日没時の美しさは最高でした。
ところが2015年、遺跡の主なものは「イスラム国」によって爆破・破壊されてしまったのです。

世界第2のビクトリア滝と隣国ボツワナのチョベ国立公園

ジンバブエ側から見たビクトリア滝。

ジンバブエ側から見たビクトリア滝。

南部アフリカのザンビアとジンバブエ国境を流れるザンベジ川。玄武岩の大地にできた大きな割れ目に落ちているビクトリアの滝は、幅1.7km、落差100mという規模の巨大滝です。
地面の裂け目に滝が落ちているのでザンビア側ジンバブエ側とも対岸の同じ高さから眺められ、滝観光にはもってこいです。しかし、流量が多い時は滝から巻き上がる水煙が大雨のように降り、全身ズブ濡れになります。

夕暮れ時にチョベ川のほとりで水浴びするアフリカ象

夕暮れ時にチョベ川のほとりで水浴びするアフリカ象

ビクトリア滝近くでも野生動物を見るサファリはできますが、日帰りでも行ける隣国ボツワナのチョベ国立公園のサファリがお勧めです。ここではチョベ川の沿岸に広がる草原や森林をドライブしますが、チョベ川を行くボートサファリが特におもしろいです。ここはアフリカ象の密集地。幸運なら、夕刻、沈む夕陽に照らされて川を渡る象たちに会えるかもしれません。

ヒマラヤがすぐそこポカラとネパールの首都カトマンズ

ダンプスで見上げたマチャプチャレ峰(6999m)

ダンプスで見上げたマチャプチャレ峰(6999m)

ポカラの海抜は約800mですが、7~8,000m級の神々しいヒマラヤの眺望を手軽に気楽に楽しむことが出来る町です。
ここはヒマラヤの麓を歩くトレッキングの拠点となる町ですが、山登りが苦手な人でも街歩きを楽しむことが可能。フェワ湖の湖岸の通りにはたくさんの土産物屋やカフェ、レストランなどが並んでいますし、ボートに乗り湖面に映るヒマラヤの風景を眺めることもできます。

ダルバール広場のヒンドゥー寺院(大地震で破壊する前)

ダルバール広場のヒンドゥー寺院(大地震で破壊する前)

カトマンズは約1400mの高地に150万の人口を抱える大都市です。確実に近代化しながら、しかし、古い街並みにヒンドゥー寺院が至る所に残り、道を歩けば町角でシヴァ神などの石像に出会う魅力的な町です。
旧市街中心のダルバール広場には旧王宮やカスタマンダプ寺院、シバ神の化身カーラ・バイラブの像などが建っていました。生き神様の少女が住む「クマリの館」もあります。近くには日用品や食料品、衣料品などの店が集まっている通りもあり、街の人で賑わっています。

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