初めてインド観光旅行に行く人のための注意事項 その2 知らないと損をする!!

チャンドバオリ・・幾何学模様の階段井戸

チャンドバオリ・・幾何学模様の階段井戸

初めてインド観光旅行に行く人のための注意事項 の2回めのコラムです。1回めは気候、治安、食事などの話をしましたが、今回は乗り物、ホテル、買い物などの話です。特に買い物やリクシャーは重要で、買い物をする際のオキテ、リクシャーに乗る時のオキテがあります。それらもこのコラムで公開します。きっと役に立ちます。最後まで読んでくださいね。

買い物は価格交渉で オキテが5条あります!!

ジャイプールはかわいい手工芸品の宝庫

ジャイプールはかわいい手工芸品の宝庫

最近では定価販売の店も増えたけれど、インドはまだまだ価格交渉が必要な国。何か面倒くさいような気がしますが、やってみれば意外とカンタン。お買い物のオキテを守れば、買い物もゲーム感覚で楽しいのです。
★オキテ1条 自分から値段を言わない。
お店に入って金額を知りたければいくらか聞いてください。自分から金額を言うと、その金額で買わなくてはいけないハメになることもあるので注意してください。
★オキテ2条 買いたい金額より下の金額をこちらから提示する。
800ルピーと言われて、300ルピーなら買ってもいい場合はこちらから200ルピーと提示します。

仏具屋さんにて(デリー)

仏具屋さんにて(デリー)

★オキテ3条 ラストプライスからもう一声ねばる。
お店の人がラストプライス400ルピーだと下げてきても、こちらも250ルピーだったらいいと粘ります。2枚買うから500ルピーにして・・っていうのもいい方法。
★オキテ4条 値段が折り合わなければ、店を出て帰るフリをする
たいてい、ここで呼び止めてくれます。ただ、呼び止めてもこちらの希望額ではなく、350ルピーにするからなどと、相手も必死です。折り合いのつくところで買いましょう。店を出るフリをして呼び止められない場合はあなたの希望金額が安すぎると考えてください。
★オキテ5条 買った商品を他の店で見かけても値段を聞いてはならない。
これが買い物のオキテの中で一番重要です。1時間かけて値段交渉をし、ようやく買ったのに、他の店の言い値が買った金額より安い場合がおうおうにしてあるのです。1日中気分が悪くなります。ですから決して買ったものの金額を他の店で聞いてはいけません。

リクシャーに乗る時のオキテ その1

サイクルリクシャーに乗って(アグラ)

サイクルリクシャーに乗って(アグラ)

オートリクシャーにサイクルリクシャー。インドでの都市交通の要はコレ。価格交渉が面倒くさいような気もしますが、難しくはありません。リクシャーに乗るオキテを守れば、買い物同様ゲーム感覚で楽しいです。
★オキテ1条 流しのドライバーのほうが良心的。
ホテルの前や、大観光地の前で客待ちしているドライバー。おうおうにして観光客に高い金額をふっかける悪徳リクシャーのことが多いです。ホテルから出る時も客待ちのドラーバーは無視して、大きな通りに出て流しのリクシャーを捕まえるようにしてください。

オートリクシャの運転手さん(ジャイサルメール)

オートリクシャの運転手さん(ジャイサルメール)

★オキテ2条 行き先を告げて、わからないような素振りをされたら乗らない。
よくある話ですが、行き先を告げてもわからないような素振りをされることがあります。行き先がわからないか、言葉が通じていないか、どちらかですが、どちらにしろ、トラブルの原因になります。このリクシャーには乗らない方が賢明です。
★オキテ3条 行き先をわかってくれたら、必ず料金交渉を。
料金を聞かずに出発するのは危険です。必ず料金交渉をしてから出発してください。最初の金額はこちらからいわずに相手に言わせるのがコツです。
★オキテ4条 交渉は希望金額より低めからスタート。
最初の希望金額は自分が考える希望金額より低めからスタートするのがセオリー。交渉は強気で。

リクシャーに乗る時のオキテ その2

田舎ではロバのリクシャーというのもあります(ナーランダ)

田舎ではロバのリクシャーというのもあります(ナーランダ)

★オキテ5条 金額の差が大きすぎる時はさっさと違うリクシャーと交渉すること。
どうしても最初のリクシャーとの金額が折り合わない時はいつまでも交渉するのではなく、さっさと違うリクシャーと交渉するようにしてください。切り替えは早い方がいいです。
★オキテ6条 交渉成立しても確認を忘れずに
○○ルピーだよね? と確認することによりトラブルを未然に防げます。1台〇〇ルピー(per car)と言わないと,降りる時1人あたり〇〇ルピー(per person)とゴネられることもあるので注意しましょう。

シカラと呼ばれる小舟も料金交渉で(スリナガール)

シカラと呼ばれる小舟も料金交渉で(スリナガール)

北インドのアグラやベナレスなどのような大観光地のリクシャーは上記のオキテ以外に2つ気をつけないといけないことがあります。
★オキテ6条 金額を値切りしすぎると、土産物屋に連れて行かれることも。
アグラなどではリクシャーの運転手と土産物屋がつるんでいます。うまく言い寄られて土産物屋につれていかれることも。値段交渉の時に「買い物なしね」というような念押しも必要な時も。
★オキテ7条 シルク工場、絨毯工場、ファクトリーと言われても所詮お土産屋。
お土産屋といえばみんな敬遠するので、最近はシルク工場とか、なんとか工場につれていってあげるという言い方をします。こう言われると何か伝統文化の体験ができるのはと思いますが、所詮これもお土産屋の1種。確かに工房があるところもありますが、お土産販売が主流です。行く必要はあまりないです。「NO」とはっきり断りましょう。

病気になったら、さっさと往診を呼ぼう!!

本場のラッシーは濃厚で絶品ですが・・・(ベナレス)

本場のラッシーは濃厚で絶品ですが・・・(ベナレス)

マラリア、コレラ。A型肝炎、狂犬病・・・いろいろな病気のデパートみたいなイメージの国インド。しかし実際のインド短期旅行ではそれほど怖い国ではありません。一番気をつけないといけない病気は下痢と風邪です。特に下痢にかかる人は多いです。生水、生野菜、生物は口にしない。氷も避けてください。火をよく通したものを食べてください。また、屋台などの非衛生的な店での食事も避ける方が無難でしょう。
もし、下痢がひどいようなら、すぐさまホテルで往診を呼ぶようにしましょう。お医者さんのレベルは意外に高いです。ホテルでは提携している病院があるので、夜でも医者が来てくれます。処方箋を出してくれるので薬ももらえます。

動物にさわるのは避けましょう(アグラ)

動物にさわるのは避けましょう(アグラ)

薬を買いに行く体力がなくても心配ありません。ホテルのボーイさんにいくばくかのチップをはずみ処方箋を渡せば、喜んで薬局で薬を買ってきてくれます。
みなさんに言ってますが、海外旅行には旅行保険は必須です。こういう時は往診代や薬代は保険でおろしましょう。立て替え払いをし、お医者さんの証明書などがあれば、保険でその分戻ってきます。
ベッドで苦しまずに、すぐにお医者さんを呼ぶ、これはインド旅行のキホンです。

鉄道の旅こそ、インドそのもの

2段寝台列車に乗り込む(コルカタにて)

2段寝台列車に乗り込む(コルカタにて)

どの交通機関を使って旅するかにより、インドの印象は異なります。国内線のフライトを使い、専用車で周遊するラクチン旅行と、列車でまわるインド旅とは180度違うと言ってもいいでしょう。しかし、インドの本質に迫るためには少なくとも1回の鉄道旅行の体験は必要です。
インドの駅は基本混雑していてカオスそのもの。夜になるとホームで寝ている人も多いし、牛がたむろし、これこそ、行く前から描いていたインドそのもの。

2段寝台列車の乗客(アグラ近郊にて)

2段寝台列車の乗客(アグラ近郊にて)

2等列車は基本自由席でめちゃ混んでいて大変。ツアーではA/C エアコン2段寝台というカテゴリーを使いますが、やや快適。それでもキレイと言うわけではありません。エアコンが効きすぎるので、上から羽織るものが必要です。トイレにもちろんペーパーはありません。ミネラルウォーターは必ず持参してください。荷物の管理にも気をつけてください。
ちょっと不便な体験かもしれませんが、インドを知るのに最適な列車の旅。ラクチンだけの旅行ではインドは理解できない何かを見つけることができることでしょう。

ホテルはスーペリアクラス以上が理想的

宮殿ホテルの最高峰ウメイドバワンパレス(ジョドプール)

宮殿ホテルの最高峰ウメイドバワンパレス(ジョドプール)

インド旅行で他の国々と違うところはスタンダードクラスのレベルが低いことです。ツアーで利用するホテルでもスタンダードクラスといっても、他の国なら安宿を少し良くしたレベルです。お湯のシャワーが出なくなったり、部屋に虫が入ってきたりて驚くことも。インドのスタンダードクラスのホテルもそれなりにローカル色があって楽しいですが、設備面では劣ることを覚悟してください。このクラスのホテルで町の便利な場所に位置する場合、窓からの町の騒音がうるさいということもあります。便利な場所がいいホテルとは限らないのです。

宮殿ホテルに泊まらなくともお茶に行くというのも一案(ジャイプール)

宮殿ホテルに泊まらなくともお茶に行くというのも一案(ジャイプール)

おすすめはスーペリアクラスにグレードアップする旅です。また、スタンダードクラスのホテルに泊まったり、デラックスホテルのホテルに泊まったりと、いろいろなタイプのホテルを体験するのもアリです。特にデラックスホテルは宮殿ホテルに泊まるのがおすすめ。マハラジャ(藩主)の気分で夢のようなスティを体験してください。
いずれにしろ、いろいろとツアーをアレンジしてくれる旅行会社に頼むのがベターです。お決まりのパターンを変更し、自分なりの旅をデザインすれば旅の楽しみも増えます。

チップは必要経費と考えて!!

チャンドバオリとガイドさん

チャンドバオリとガイドさん

もともとインドはイギリスの植民地だったこともあり、チップの習慣があります。もしあなたがツアーで旅行するのなら、チップは必要経費と考えてください。ガイド、ドライバー、ホテルのポーターからアンバー城の象使いまでチップの相場があるので、前もって旅行会社にチップの相場を聞いておくといいでしょう。ガイドへのチップは最終日にまとめて渡すのが一般的です。ドライバーのチップも同様で最後に別れる日にまとめて渡します。

ゾウのタクシーに乗った後も必ずゾウ使いにチップを払おう(ジャイプール)

ゾウのタクシーに乗った後も必ずゾウ使いにチップを払おう(ジャイプール)

日本人の大半の人はチップを払いますが、中にはチップを払わないことを誇っているいる人もいます。ガイドさんに言わせると、払わなさそうな人は最初からわかるそうです。お金に細かい人、払わないというポリシーを持っている人、さまざまだとは思いますが、払わなそうな人と思われるとガイドさんのモチベーションが下がります。せっかく高いお金を出してインドまで行くわけですから、いいサービスを受けたいものですよね。チップを払わなそうなケチな客と思われないように、次のことに気をつけてください。
ホテルを出発する時は部屋でポーターを呼び、荷物を車に乗せる際にポーターさんに50ルピーを支払ってください。これは重要です。ポーターにちゃんとチップを払う。つまりガイドさんにちゃんとチップを払ってくれるだろう、いい客だとのアピールでもあるのです。

ガイドには遠慮せずに自分の意見を言うことが大切

ガイドさんと記念撮影(デリー)

ガイドさんと記念撮影(デリー)

旅の最後にチップを払う。それも大きな金額のチップです。ガイドさんには言いたいことがあったらはっきり言うようにしてください。もともとインドでガイドは何も言わずともちゃんとやってはくれますが、もし意見や要望があれば、遠慮せずに言うようにしてください。インド人が苦手なのが空気を読むということ。日本人でも空気を読めない人がいるくらいですから、彼らが空気を読むことは困難です。不満があって機嫌を悪くしても、彼らにそのことを何も言わなければ、問題がないと思われてしまいます。

ローカルマーケット(ムンバイ)

ローカルマーケット(ムンバイ)

また、どうしてもガイドさんと相性が悪かったり、万一ガイドの態度が良くなかったりする場合は旅行会社からもらった緊急連絡先に連絡をし、ガイドを変えてもらうなどの処置を取るようにしてください。
旅行から帰ってから旅行会社に文句を言ってもそれはもはや手遅れなのです。旅の思い出は返ってきません。その場で解決するのが重要です。

まとめ

早朝のガンジス川の沐浴風景

早朝のガンジス川の沐浴風景

いかがでしたか? インドへ初めて行くにあたっての注意事項、現地に行ってからでも役に立つはずです。インドは特殊な国ではありません。これらの注意事項を知っておくとインドの旅がでより快適なものになるはずです。それでは楽しいインド旅行を!!

 

ペンギン案内人7号/川崎 真弘

タイトルとURLをコピーしました