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ザンジバル島 インド洋に浮かぶタンザニアの島

ザンジバル北端ヌングイのビーチ
ストーンタウンで売られていたアフリカンアート

ストーンタウンで売られていたアフリカンアート

世界の国でバースデーを迎えるのって素敵ですね。私もかつてインドネシアのジョクジャカルタのアマンリゾートのホテルで、土砂降りの中ホテルのスタッフが部屋までバースデーケーキを運んできて、歌まで歌ってくれたことが思い出深いです。それは家族のバースデーでも同様です。何年か前、タンザニアの沖合の島ザンジバル島の最北端にあるリゾートホテルで、パートナーのバースデーをお祝いをしてもらったことがあります。白砂ビーチとエメラルドグリーンの海が限りなく美しいヌングイビーチ。ホテルでのディナータイムのデザートの時間となり、スタッフがろうそくを付けたバースデーケーキを持って登場。たくさんのゲストも声を揃えてハッピーバースデーと叫んでくれました。マサイ族の歌と踊りを真似てナイフとフォークで金属のお皿を叩きながら「ジャンボ!♪ジャンボ♪ハクーナマタータ♪」というスワヒリ語のバースデーソングを歌い踊りながらたくさんのスタッフが行進してきます。シンガーの女性が先頭で、我々と共に徐々にゲストが繋がっていき、ステージで長い輪になって踊ったのは本当に楽しいひと時でした。ザンジバルはそんな忘れられない思い出の場所でもあります。

ザンジバル島の魅力は?

オーシャンパラダイスホテル

オーシャンパラダイスホテル

そもそもザンジバル島とはどんな島なのでしょうか?今でこそ世界の島々やリゾートに興味がある旅人の間で人気が出てきたザンジバル。その魅力はまさに美しいサンゴ礁の海とエキゾチックな街並みにあります。
タンザニアの沖合に浮かぶ島で、かつては奴隷貿易や香辛料、象牙貿易の中心地として栄えた場所です。サンゴ礁の美しい海とビーチを持ち、リゾート地としてもヨーロッパをはじめ世界の観光客に人気なのです。
タンザニアの国民はほとんどがキリスト教です。でも沖合の島であるザンジバル島はイスラム教なのです。ヤシの木に彩られた白砂ビーチに平行した道を走っていると、イスラム教徒の島らしく、白い帽子を被った島民や無邪気な子供たちが笑顔で手を振ってくれ、長閑な漁村の風景が広がっています。

こんなお猿さんにも出会えます

こんなお猿さんにも出会えます

美しいビーチを望むなら、なんといっても北部のヌングイビーチと北東部のビーチリゾートでしょう。絶景をバックに設備のいいリゾートホテルが点在しています。日本人にはまず出会うこともない、欧米人のゲストに交じって、のんびりしたバカンスを過ごすのがおすすめです。
また世界遺産のストーンタウンはこの島ではずせない見どころです。古い建物の間に細い路地が延びる、まさに迷路のような街並み。アラブの要塞や古い宮殿、奴隷市場の跡など、エキゾチックな世界が目の前に広がります。スパイスの効いたシーフード料理を味わい、エスニックなグッズをお土産に探す楽しみもあって、いろんな体験をしたければ1週間くらいは滞在しないと足りません。

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エキゾチックなストーンタウンの見どころ

ストーンタウンの町並

ストーンタウンの町並

奴隷市場の跡が今に残る歴史あるストーンタウンの町並は、島の西部に突き出すような半島に位置しています。古くからのアラブのムードを残した家々が内部だけモダンなヨーロピアンムード漂うブティックやカフェ、レストラン、土産物店などに改装され、海に面した魅力的なエキゾチックタウンとなっています。世界遺産に指定されるほど見どころは多く、いつも観光客が訪れるスポットなのです。

テンボハウスはザンジバル風建築のホテル

テンボハウスはザンジバル風建築のホテル

1873年まで続いた奴隷制度の名残で、この地に残っていた奴隷市場の跡は、今ではなんと美しい大聖堂が建てられています。かつて奴隷を収容していた地下室は今でも大聖堂内に残されています。
かつてはスルタンの宮殿だった建物は現在はパレス博物館に、「驚嘆の家」と呼ばれるかつての宮殿も博物館として観光名所になっています。
マーケットでは野菜や魚、肉などと共に多くの香辛料が売られています。ザンジバル独特のきれいな染布カンガやアフリカンアートの絵画、彫刻やアクセサリ-など豊富なラインナップで、帰国後のお部屋のインテリアにアフリカ雑貨が活躍したのでした。

ヌングイビーチは洗練されたリゾートエリア

ヌングイビーチのホテルにはこんなプールも

ヌングイビーチのホテルにはこんなプールも

冒頭でバースデーパーティーをして盛り上げてくれたリゾートは、美しいヌングイビーチにあります。ビーチの美しさは島でナンバー1と言えるほどで、サラサラ、しっとりした白砂が魅力。最北端に位置するので、南部にある空港からは車で1時間以上走ります。道中素朴な漁村などを越えて走るので、まさに秘境気分。なのでヌングイエリアはハイダウェーリゾートかと思いきや、実はこのエリアのホテルはどれもが、ハイダウェーと言う名前からイメージするナチュラルさとは対極の洗練されたリゾートホテルだったのです。こぢんまりしているホテルは少なく、部屋数も多いしゲストの数も多い大きいホテルが多いのです。スモールラグジュアリーが好みの私には多少大きすぎる感がありましたが、これはこれで設備が整っていて楽しめたのです。

出発前夜、さよならケーキまで用意してくれた

出発前夜、さよならケーキまで用意してくれた

ゲストが多いのでプールもすごく大きいし、レストランもいろいろ揃っています。スパの設備もしっかりしていてメニューも豊富です。私の滞在したホテルでは、チェックイン時にブルーのブレスレットを手首に巻いてくれました。オールインクルーシブプランのゲストであることの目印です。これを見せれば、プランに含まれるレストランでの食事も飲み物もはすべてインクルードです。
ディナーバッフェはガラディナーのようにスマートカジュアルで少しお洒落して、生演奏のバンドが入ったりする夜もあって、バースデーはちょうどその日に当たったので、本格的でとっても思い出に残る夜となったのです。

ジョザニ保護区へお猿さんに会いに行く

レッドコロバスの親子

レッドコロバスの親子

島の南東部にあるジョザニ保護区。空港からは東へ30㎞ほどの距離に位置する、自然にあふれたレッドコロバスモンキーの保護区です。世界でもここだけにしかいないと言われるレッドコロバスモンキーが、森の中に2300匹以上棲息しています。ブラックコロバスモンキーもいますが、多いのは背中が赤茶色のレッドコロバス。全身の毛がフサフサで、目がクリンクリンで大きくて、尻尾も長いお猿さんです。

森の中でレッドコロバスに出会う

森の中でレッドコロバスに出会う

木の枝の間にいたり、地面に降りていたりして、かなり近付いても逃げて行かないのにびっくり!小さな赤ん坊を抱っこして木の新芽をムシャムシャ食べている姿は可愛いくて、いつまでも眺めていたいほど。
マングローブも生い茂るような森の中なのに、意外に蚊やハエや嫌な虫などもいないので安心です。木々に覆われた静かな森の中を散歩するのは予想外に気持ちが良くて、あちこちでレッドコロバスと出会うのはウォーキングサファリ気分でかなり楽しい体験なのでした。
リゾートと町だけじゃない、動物にも出会えるザンジバルの新たな魅力を知ったのでした。

プリズンアイランドへ陸ガメに会いに行く

こんなところに大きな陸ガメが!

こんなところに大きな陸ガメが!

ストーンタウンの港からボートに乗ること30分余り。地元ならではのダウ船で行けるのかと思ったら、私が乗ったのは屋根付きのスピードボートともいえないゆっくり走る舟でした。
着いたところはプリズンアイランド、すなわち刑務所島。別名はタートルアイランド(亀島)。島にはかつての奴隷の刑務所跡が残されており、トイレに入ったら、なんとそこには奴隷を繋いでいた足枷がそのまま残されていてびっくり!

このボートでプリズンアイランドへ向かいます

このボートでプリズンアイランドへ向かいます

刑務所跡を見終えたら、この島で会いたいのが陸ガメです。かつて陸カメの多いセイシェルから亀をもらい、この島で増やしてきたのだそうです。大きな陸カメはそういえばセイシェルで見たのと同じです。甲羅に青いペンキで数字が書かれていて、154とか120とかそれが推定年齢だそうです。すごく大きいのがたくさんいて迫力満点。ほうれん草が大好きで、口元に手渡してやると喜んでムシャムシャと食べるのも面白いものです。
日本の動物園などのように離れて観察するだけでなく、こんなユニークで大きな陸ガメを触ったり餌付けしたりできるのは、かなり貴重な体験になるはずです。

イルカと泳いだり海の上のレストランでお食事したり

海の上でランチを!ザ・ロックレストラン

海の上でランチを!ザ・ロックレストラン

島の南東部、パジェはイルカツアーの拠点の地。この辺の海も美しいのですが、ここからさらに南の果てのキジムカジに向かいます。キジムカジはイルカと泳ぐスノーケリングツアーの本場なのです。イルカのことを知り尽くしたガイドさんが、ポイントへとボートを走らせます。イルカの群れを見つけたら、ジャンプと言われボートから飛び込みます。スノーケリングで海面で漂っているだけで、好奇心いっぱいのイルカたちは近くに遊びに来てくれるのです。ちょっと素潜りしてイルカと一緒に泳いでみたり、最高の体験ができます。

ドルフィンスイムツアーにてイルカと泳ぐ

ドルフィンスイムツアーにてイルカと泳ぐ

パジェの近く北へ15分ほど走ったピングウェの沖合に浮かぶ海上レストラン「ザ・ロック」。サンゴ礁の上にポツンと乗っかっているようなナチュラルで小さなレストランとして外国人観光客に人気の的なのです。満ち潮の時は渡し船に乗っていくアクセスも楽しいのですが、引き潮の時は歩いて渡れるのです。ボートが必要な場合は、ランチの予約をする際にその時間を伝えれば、浜辺で待機していてくれるのです。
茅葺屋根ですべてナチュラル素材100%といえそうな店内は、海を眺めながらそよ風に吹かれてランチを楽しむ最高のシチュエーションです。パスタやシーフードグリル(ロブスターも!)、ステーキまでいろんなメニューがあるのです。

ザンジバルのお薦めリゾートホテル

東海岸のビーチ

東海岸のビーチ

ザンジバルで最高におすすめのリゾートは?と訊かれたら私は「メネンバアイランド(ムネンバアイランド)MNEMBA ISLAND」と即答します。島の北東部の沖合に浮かぶ小さな島全体が一つのリゾートホテルなのです。まわりにはメネンバアトールというサンゴ礁があって、透き通るような海の美しさはダイバーの憧れの地なのです。現在は「& BEYOND」というアフリカで高級サファリロッジとリゾートを展開するチェーンに加盟するホテルとなりましたが、ずいぶん前に私が泊まりに行ったときは、まだイタリア人の個人所有のハイダウェーリゾートでした。サラサラの白砂とヤシの木、島に点在する12軒だけのコテージはナチュラルそのもので、裸足で過ごす休日、最高の海でスノーケリング、美味しいシーフードを生かしたイタリア料理などなど感動のリゾート体験でした。今でも世界で3本指に入る大好きなリゾートのひとつなのです。

東部のビーチにあるオーシャンパラダイス

東部のビーチにあるオーシャンパラダイス

ストーンタウンは西海岸に位置します。海の見えるホテルもありますが、のんびり静かなリゾートで滞在したいなら、やはり東海岸と北部の海岸がおすすめです。メネンバアイランドは今では超高級で宿泊代も1泊1人1,270ドル(192,227円)~ピークは1,830ドル(276,989円)と高くなってしまったので、気軽には行けません。お薦めは北部のヌングイビーチや東部のリゾートでしょう。東部にある「オーシャンパラダイス」はおすすめのひとつです。大きなゲートからエントランスへの花々の咲く緑のアプローチもステキで、開放的なロビーからは、目の前に広がる庭とコテージ、海の織り成す光景が美しいのです。すぐ下の木に黄色の可愛い野鳥が巣をたくさん作っていて、黄色の鳥が飛び交っている姿はまさに楽園を絵にかいた風景です。スパもあるしスポーツセンターでダイビングも申し込めます。あくせくするのではなく、ここではのんびりザンジバルの海を満喫したいものです。

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まとめ

お土産もいろいろ買って帰りましょう

お土産もいろいろ買って帰りましょう

いかがでしたか?ザンジバルの魅力に触れて、バカンスに行ってみたくなりましたか?次の休日にはぜひ計画してみてくださいね。タンザニアやケニアのサファリと組み合わせたプランも一押しですよ。旅好きが集まった海外専門の旅行会社「ファイブスタークラブ」では、世界各国を見て歩いたスタッフ が、未知なる体験をご案内しています。詳しいご旅行のご相談はこちらまで↓
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